枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

林檎届く・・・

2017年12月06日 | Weblog

 勤務先の同僚で、高校時代の同窓会をした折、林檎を作っておいでの方と話が合い、以来送ってくれるようになったとかで、その内の1個を戴いた。基本、林檎には拘りがあって、服で拭って口にする。水で洗ったり、皮を剥いたりはしない。

 水道水のカルキが厭だし、あの皮毎がいいのだ。子どもの頃に食べた、あの何とも甘酸っぱさも懐かしい。戴いた林檎はその味がした。何処のスーパーにも売っていない、自然の香りと味に驚き、今年は堪能したく、分けてくれるよう話した。

 昨夕、帰宅したら宅配ボックスがある。何だろうと、びっくり腰で開けてみれば、林檎である。余りのうれしさに、封を切って暫し眺め、届いたお礼を連絡した。突然の電話に、とてもやさしい感じで応対してくださり、思わず目頭が篤くなってくる。

 朝の連続テレビ小説、おはなはんでの、樫山文枝さんと高橋幸治さんの結婚に、林檎の花の咲く中を、馬車で通る場面がある。祖母は、田舎者でもあり、特に何所かに出掛けたいと言うことがなかったが、あの林檎並木だけは見たいと呟く。

 孫のわたくしには、経済力もない歳で、祖母の願いを叶えることは出来なかった。でも、祖母の夢にまで視た想いを、忘れることはなかった。我が家に林檎の木を買い、花も見えた。死ぬまでにあの林檎並木を見てみたい。祖母に遇い話そう。

 何時か林檎の花の満開の中を、祖母と一緒に歩いてみよう。その想いが通じたものだろう。我が家には、幸いなことに枇杷葉があり、花芽茶を少し摘もう。結実したら、小さな箱で送らせてもらおう。今度の休みに、生葉と一緒にして。感謝のみ。

 送ってくださった真心が、箱を開けた瞬間に感じられ、林檎たちが微笑んでくれた。すばるが、気になるのか、箱を引っ掻いている。そこから迸る自然のエネルギーを、身体中に受止めた。宇宙が繋がり、何かが降臨したようでもあり、不思議。

 この世にも、科学では説明できないことが多々ある。一昨日も、出かけるのを遅らせてしまったが、道路に血痕が見えた。事故現場に行き遭わないよう、時間をずらせて通過した。何がどうと言うのでもないが、何かが危険回避させるらしい。

 冬の宇宙は、大気が澄んでおり、星の輝きは素晴しいが、春の淡い霞にけぶる、星の瞬きも美しい。


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新聞を読み・・・ | トップ | 大雪、神無月 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事