今日で去年からの 木のこころ、木のこころ その2「塔」、木のこころ その3「城」、に続いての4回目の青山誠一先生の講義だった。
下の表でみるとピラミッドは石灰岩だが東西南北の誤差はわずか5~6cmだそう。万里の長城は花崗岩、パルテノン神殿はローマンコンクリートと大理石、マチュピチュはカミソリの刃も入らぬほどの隙間なしの石積み、エアーズロックは砂岩、タージマハルは総大理石などなど。人類が最初に手にした材料が石と木だということ。
日本の城郭の石積みは
1.野面積み(のづらづみ)・・・自然石をそのまま積み上げる方法である。加工せずに積み上げただけなので石の形に統一性がなく、石同士がかみ合っていない。そのため隙間や出っ張りができ、敵に登られやすいという欠点があったが排水性に優れており頑丈である。
2.打込み接ぎ(うちこみはぎ)・・・表面に出る石の角や面をたたき、平たくし石同士の接合面に隙間を減らして積み上げる方法である。関ヶ原の戦い以後、この手法が盛んに用いられた。野面積みより高く、急な勾配が可能になる。
3.切込み接ぎ(きりこみはぎ)・・・方形に整形した石材を密着させ、積み上げる方法である。慶長5年(1600年)以降、隅石の加工から徐々に平石にまでわたるようになり、江戸時代初期(元和期)以降に多用されるようになった。石材同士が密着しているので排水できないため排水口が設けられる。
と発達を遂げたという。
休憩を挟んで、木のこころ その2「塔」の時に動画装置の故障で観ることが出来なかった「五重塔はなぜ倒れないか」のDVDを鑑賞したが終わったら学級生から拍手が起ったのは皆が感動したということだろう。
千年の時を超えて受け継がれてきた匠の技は、現代社会に大きな影響を与え、建築技術のさまざまな分野に新鮮な刺激を与えている。世界最古の高層木造建築・法隆寺の五重塔はいま、新しい時代の光を浴びて立っている。
・プロローグ
高さ200mを超える超高層ビル群
法隆寺の五重塔と日本各地の五重塔
関東大震災で壊滅した東京下町、その焼け野原に立つ浅草・浅草寺五重塔
・五重塔の源流
インドの大ストゥーパ、中国・朝鮮の層塔
・日本の五重塔独自の展開
奇数の多層塔
法起寺・薬師寺三重塔
東大寺の100mを超える巨大な七重塔
吉野の談山神社十三重塔
平安京にそびえ立っていた百を超える五重塔
・法隆寺五重塔の模型を製作した宮大工・棟梁
その組立作業を通してみる飛鳥工人の技法
・五重塔心柱の変遷
掘立て柱であった法隆寺五重塔
心柱の下を切断した東寺五重塔
二層目の床に心柱を建てた海住山寺五重塔
心柱を四層目から吊り下げた日光東照宮五重塔
・法隆寺五重塔の模型を使った振動実験
新潟中越地震と同じ震度6強に揺れる五重塔
・エピローグ
各地に立つ五重塔の風景
(撮影協力)
飛鳥寺/教王護国寺/談山神社/日光東照宮/法隆寺/薬師寺/海住山寺/最勝院/東大寺/長谷寺/室生寺
(語り 江守 徹) 発行 井上書院
これだけの大きな石を、どうやって
積み上げていったのかな~と
不思議に思いながら、いつも見ていました。
(テレビの大河ドラマで、見たような記憶があるのですが^^;)
そして「五重塔はなぜ倒れないか」ですか?^^;
これは、考えもしたことがなかったけど
よく考えると、確かに。。。^^A
匠の技って、素晴らしいですね!
なぜって・・・
夕べ父ちゃんが「あれ、なんて言うんだっけ?ほら、ピカチュウみたいな名前の」って言い出したんです。
あ、小父さんはピカチュウはご存知ですか?
日本のアニメ「ポケットモンスター」のメインキャラです。
私も知らなくて、父ちゃんの知り合いが画像を載せてて、それを父ちゃんは言ってたので、すぐ検索してマチュピチュの事って判明したんですが、そしたら今日の小父さんのこの記事!!
それにしてもピラミッドはよくそんな誤差でほぼ完ぺきに建てられましたね~。
確かにお城の石積みも完璧だし、本当に昔の人ってすごかったんですね~。
人気地のようで
値段も上がってきているとか
足場も悪くなり 入れる制限ができるかもしれないとも聞きます。
今ランチでざっとしか読んでませんが
どこも素晴らしいですね。
さてさて、
石の話、奥深いですね。こんな専門的なお勉強もされるのですね。学校の授業を思い出しますが、参加したい気分です!
ペルー行きたいわ~。遠いですし、莫大な費用かかるだろうし、マチュピチュは映像で拝むしかないですね。
でもこのエアーズロック、一度は行ってみたいものです。これは行かれそうかな?オーストラリアですものね。
そして、世界の中心で愛を叫んでこようかなナンチャッテ。
なんだかんだ言っても、日本の城の石垣が一番好きですね。
あのバラついた形の石をうまく積み上げているところ。
人力でしたから、どれくらいの人が命落とされたのかな?なんて、そっちの方も気になります。
人力でここまでできるなんて、作った方にありがとう!なんて言いたくなりますね。
も 大沢たかお絡みです。そんな映画があったのです。
>これだけの大きな石を、どうやって積み上げていったのかな~と
私も大阪城に行って強く思いますよ。
そうだ、昨日聞いた話では、大阪城が落ちて石垣も何も地中に埋めてさらに高さ数メートルの盛り土をして徳川幕府再建したものがあったが、それも落雷と爆発によって無くなり、昭和のはじめに再建されたようで城そのものは秀吉と縁遠い気がしますね。
全国の五重塔で地震で倒れたものは一つもないそうです。
避雷針もなかった法隆寺が1300年も建ち続けているというのもミステリアスですね。
ピカチュウ知ってますよ!!!(笑)
たぶん、ブログ初めて覚えたんだと思いますが。
「ポケットモンスター」という名の方がピンと来ません(笑)
>すぐ検索してマチュピチュの事って判明したんですが、そしたら今日の小父さんのこの記事!!
ははは、何だか連想ゲームみたい。
>ピラミッドはよくそんな誤差でほぼ完ぺきに建てられましたね~。
コンピュターも科学もない時代に本当に不思議なものです。
>確かにお城の石積みも完璧だし、本当に昔の人ってすごかったんですね~。
これは昨日の講義でも言ってましたが
織豊時代(安土桃山時代)の穴太衆(あのうしゅう)という石工の集団が全国に広まっていったようですね。
前にブログに書いてありましたね。
治安は大丈夫なんでしょうか?
>値段も上がってきているとか
足場も悪くなり 入れる制限ができるかもしれないとも聞きます。
それは危険ですね。
上等のDVD買って来てご覧になる方が学術的なこともよく理解できるかも知れませんよ!
ちょっとひがみが入っているかな?(笑)
>今ランチでざっとしか読んでませんが
どこも素晴らしいですね。
いやいや、観光資源は山のようにありますね。
はっはっは
このブログ、テレビ専門に衣替えしましょうかね?(笑)
どうも、最近本を開くと眠くなったり、焦点が合わなくなったりでテレビ見る率が高いです。
いやいや、テレビ見ながらも寝ていますね(笑)
やはり新次郎的生き方がいいと日々思っています(笑)
>石の話、奥深いですね。
いつもここに載せているのはメニュー程度です。
まともに講義を理解したらそれはめちゃくちゃ物知りになりますね。
内容が広範囲なので頭の体操になりますね。
そう、ここに載せるのが復習みたいです。
>遠いですし、莫大な費用かかるだろうし、マチュピチュは映像で拝むしかないですね。
ははは、上でイジーさんのレスで書いたところでした。
「足場も悪くなり ・・・」とあったので押しかける人は多く、足場のメンテナンスも追いつかないのかな?
「世界の中心で愛を叫ぶ」は大沢氏でしたか!?あれ観てないけど録画持っているような気もします???
>なんだかんだ言っても、日本の城の石垣が一番好きですね。
いや、日本の文化ですね。
織田信長や豊臣秀吉が重用した穴太衆(あのうしゅう)の存在が大きいようです。
>人力でしたから、どれくらいの人が命落とされたのかな?なんて
昨日ちらりと話されていたようですが、東大寺では相当多くの犠牲者が出たようです。
>人力でここまでできるなんて、作った方にありがとう!なんて言いたくなりますね。
同感です。