それゆけランサー！ 第一話

ランサーは、アメリカ合衆国のロサンゼルス生まれの黒猫である。
父猫は、タイガー、母猫は、レモンと言う名前である。
兄弟姉妹は、ランサーを入れて5匹であり、残り4匹の名前は、ルンサー、レンサ―、ロンサー、ノンサーである。
ロサンゼルスの富豪の主に飼われていたが、富豪の都合により、日本の兵庫県芦屋市に在住の日本人に飼われることになり、猫家族全員で、ノースウエスト航空で、日本にやってきたのであった、ランサーが2歳の時である。
ランサーは、アメリカ生まれのアメリカ育ちであるので、英語を、理解し、ある一部の人間と英語で話せるのである、またアメリカにいたころより、近所の日本人とよく遊んでいたので、日本語も理解できて、これまた一部の人間と日本語でも話せるのである。
芦屋に来てからは、ランサーは、強いタイガー父さんと、優しい、レモン母さんと兄弟姉妹と仲良く元氣に、芦屋川上流や下流沿いで遊び、すくすくと育って行ったのであった。
タイガー父さんは非常に強く、悪猫どもをやっつけその強さは、芦屋市のみならず大阪から神戸市全域にまで広がっていたのであった。
タイガー父さんは、ランサーを強い猫に育て上げる為4本の足で飛び跳ねるピョンピョン遊びを、ランサーが、2歳のころには、500回連続でできるよう鍛えられていたのである。ピョンピョン遊びが終わるといつも、優しいレモン母さんに、ランサーは甘えて過ごしていたのであった。