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サンダーランド戦 楽勝から辛勝へ 慢心につける良い薬

2007-10-09 | アーセナル

アーセナル 3-2 サンダーランド

得点)ファン・ペルシー2、センデロス / ウォレス、K・ジョーンズ

HOME)アーセナル

                アデバイヨール
                         ファン・ペルシー

           ディアビー                  フレブ

                  セスク
                          フラミニ

        クリシー                          サニャ
                 センデロス    トゥーレ


                     アルムニア

交代)  ディアビー → ウォルコット
         サニャ → エブーエ
  ファン・ペルシー → ジウベルト・シウバ


AWAY)サンダーランド

                    K・ジョーンズ


           ウォレス                 チョプラ

                リードビター     ミラー

                      ヨーク

        D・コリンズ                     マクシェイン
                ヒギンボザム   ノスワージー


                      ゴードン


主審)スタイルズ

 


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「Arsenal.com」

 


とにかく勝てて良かった。

ホームで「昇格組」のサンダーランドが相手、
前日には、2試合消化が先に進んでいるマンチェスター・ユナイテッドが、ホームでウィガンに勝利し首位を明け渡していた
とあって、「勝ち点3」は至上命題の試合でした。


そして、幸先良く、ファン・ペルシーの強烈な直接FKとセットプレーからのセンデロスのゴールで2点を先取しましたが、その後、ディアビーのゴールが前で潰れたフラミニのオフサイドとされて取り消された誤審が、試合を分けた分岐点となりました。
もし、あのままゴールが通常通り認められていれば、ダービー戦の再来となるワンサイド・ゲームが期待できたことでしょう。


しかし、サンダーランドの“狙い”が見事に成功。
(アーセナル側の)右サイドから左サイドへと対角線方向に送られたハイボールをクリシーと競っていた長身FWジョーンズに合わされ、そこから失点。

この失点から、アーセナルの守備のバランスが崩れてしまいました。
しかし、原因は明らか。
センデロス以外の守備陣、特にクリシーとトゥーレが必要以上に攻撃参加を繰り返し、守備を疎かにしたことが失態の始まりでした。

後半開始早々に喫した2失点目は、サニャとトゥーレがセットプレーのチャンスに勢い良く攻め上がり、戻るのが遅れてサイドの守備が甘くなったところを突かれたもの。 
その次のCKで、珍しくトゥーレが上がって来なかったのは、先の失点を反省してのことでしょう。

また、中盤での守備も軽かった。
セスクとフラミニのセンターのところで簡単にボールを通され、フレブとディアビーも元々はセンターの選手であるためにサイドでの守備の意識が低く、今季初めてジウベルト・シウバの不在の影響を大きく感じました。


しかし、これら全ては“油断”や“慢心”に起因するものだったと思います。
私を含めたファン、ピッチにいる選手達、さらには監督のヴェンゲルまでもが、センデロスの2点目のゴールと(誤審で取り消されはしたものの)素晴らしい崩しから決めたディアビーのゴールで、早くも勝利を確信してしまいました。 またこれには、ここ最近のホームでの試合が全て快勝だったことも手伝っています。
2点差は決してセーフティーリードではありませんが、その時点で、選手達が自ら進んで難しいプレー・難しいパスを選択することが多くなっていったように、いわゆる相手を“舐めた”プレーが多くなり、そこからミスに繋がって、リズムを崩していきました。

チームの調子が良すぎて、気持ちまで“調子に乗ってしまった”ということでしょうか。

 

 

選手個々の評価とサンダーランドについて触れる前に、ちょっと一息
よろしくお願いします!

 

 

アルムニアは、3点目の後の、飛び出してミラーのシュートを防いだシーンはチームを救いました。
レーマンが本格的に全体練習に復帰し、ドイツ代表戦に合流・出場するとのことで、いよいよ次戦はアルムニアとレーマンのどちらかを選ばなければいけないわけですが、ヴェンゲルには賢明な判断を求めます。
“答え”は決まっているはずですから。

この日は守備陣全員が次第点以下の出来でした。 ゴールを決めたセンデロスには合格点を挙げたい気持ちはありますが、あまりにもジョーンズを自由にさせすぎました。 ドログバやジョーンズのようなフィジカルを全面に押し出す選手が本当に苦手のようです。先に体を当てられると、いつも対処に混乱しています。

最低点はクリシーです。
この試合は、守備でチームに迷惑をかけ、攻め上がってもクロスの精度の向上が全く見られないために(クリシーも他の選手も)無駄走りに終わることが多い、と今季最悪の出来でした。
ここ最近は、攻める気持ちが強すぎて簡単に裏を取られるシーンが多いのも気になるところ。

ディアビーの取り消された幻の3点目は残念でした。
それを気持ちの部分で引いてしまったのか、それ以降は、中盤で持ちすぎてボールを失う悪い癖を再発。 安定感をつけてもらいたいです。

アデバイヨールは徐々に存在感が大きくなっています。
ボールを持っていない状況でも、敵を引き連れて他の味方をフリーにさせる機会をよく作っています。 また、彼がサイドに開いた時はファン・ペルシーが中央で楔になる、といったような状況に応じた2トップの間の役割分担もできており、コンビの連携は見事です。
しかし、やはり未だ決定力不足と言わざるを得ません。 ダービー相手にハットトリックをして「計6点」とするよりも、ファン・ペルシーのように毎試合1点ずつ取って「計5点」とする方が信頼を置けます。 実は、スパーズ戦以降の5試合では、ダービーを相手にしかまだ点を取っていません。

ウォルコットは試合を変えるアシストを記録しましたが、ゴール前約2mのフリーの状況でシュートを空振りしたシーンを含めて、プレーの1つ1つの精度がまだまだ。
一刻も早く「初ゴール」が欲しいところ。 少しのきっかけで化ける可能性は感じました。

 

サンダーランドは非常に手強い相手でした。
気持ちの強さや守備での粘りを感じましたし、特に後半は中央のディフェンスが非常に堅かったです。 ヒギンボザムとノスワージーのカバーリングの妙に何度も苦しめられました。
中盤でボールをしっかりと繋げる技術もあります。 同じ「昇格組」でも、ダービーとは大きく違うと思います。

 

これで来週末までインターナショナル・ブレイクに入ります。
いつものように、怪我人が出ないことを祈りましょう。 疲れを溜めて欲しくないので、できればあまり出場して欲しくない(笑)
ファン・ペルシーが一時期スランプに陥っていましたが、あれは代表の試合を連戦連戦フル出場した影響があったから。
ロシツキー、ギャラス、エドゥアルドらはここ数試合アーセナルでの出場が全くないにも関わらず、代表戦に出場することが濃厚。 もしそこで怪我を再発・悪化でもさせたら、こんな最悪な事態はありません。
しかし、もし順調に怪我なくインターナショナル・ウィークを終えられれば、今季初めて「怪我人ゼロ」の状態で次戦に臨めます。


次戦はホームにボルトンを迎えます。
未だ降格ゾーンを抜け出せず不調のチームですが、サム・アラダイス時代の昨季までは大の苦手にしていた相手ですし、メンバーを見ても本来はその位置にいるチームではないと思います。
次もまた苦しい戦いになるでしょうが、今回の試合が、このところホームでは快勝続きだったチームへの良い“戒め”になったと思えば、収穫の多い試合だったかもしれません。

ヴェンゲルが試合後の会見で、
「我々は謙虚にならなければならない。」
と発言したことは、今後の戦いに向けて、自らとチーム全体を律する意図があってのことでしょう。

 

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1 コメント

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Unknown (団長)
2007-10-13 08:22:32
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