<グループE>
○日本 1-0 カメルーン
得点)本田圭佑
日本)
本田圭佑
大久保嘉人 松井大輔
遠藤保仁 長谷部誠
阿部勇樹
長友佑都 駒野友一
闘莉王 中澤佑二
川島永嗣
交代)松井大輔 → 岡崎慎司
大久保嘉人 → 矢野貴章
長谷部誠 → 稲本潤一
カメルーン)
ウェボ
チュポ・モティング エトー
エノー マクーン
マティプ
アスエコト ムビア
バソング ンクル
ハミドゥ
交代) マティプ → エマナ
マクーン → ジェレミ
チュポ・モティング → イドリス
日本にとって、4大会目のW杯参加にして、今回ほど期待されずに迎えた初戦というのは初めてでした。
しかし、結果はW杯アウェイの地で初めての勝利。 余りにも期待されなかっただけに、それを裏切る結果になった時の驚きと、それに伴う今後への期待は大きくなります。
“W杯初戦”としてはほぼパーフェクトな展開だったと思います。
そして、その勝因としては主に3つを挙げたいです。
まずは、組織的な守備を最後までやり切れたこと。
親善試合イングランド戦で機能した阿部勇樹のアンカー役が、中盤と最終ラインの距離間を絶妙に保ちました。 長友はエトーを自由にさせず、闘莉王と中澤は最後まで空中戦での支配権を相手に譲りませんでした。
そして、4年前のオーストラリア戦と違い、集中力と体力を最後まで切らさなかったところも重要な鍵でした。
2つ目は、日本国内では岡田監督の迷走ぶりの象徴として伝えられていた本田圭佑の1トップ。 この試合に限って言えば、素晴らしく機能していたと思います。
1トップというよりは、スパレッティ政権下のローマで採用されたトッティの「0トップシステム」に近いイメージだったと思います。
本田はサイドに広がってタメを作り、松井と大久保や遠藤が上がるスペースを作っていました。 フィジカルも強く、屈強なカメルーンのディフェンスを背にして足でボールをトラップする姿は、他の日本人FWでは真似できなかった芸当でしょう。
最後は、日本以外の各国メディアが評するように、カメルーンの自滅が挙げられます。
カメルーンが試合立ち上がりに日本を必要以上にリスペクトしてくれたおかげで、日本は落ち着いて試合を運べるようになりました。 日本も立ち上がりは非常に硬かったのですが、カメルーンもそれにお付き合い。 もし序盤からカメルーンが一斉に前がかりに攻撃を仕掛けてきていたら、それを冷静に対処し乗り切るだけの経験を日本は持ち合わせていなかったと思います。
また、終盤に攻め込まれた日本は、普段のJリーグの試合であれば同じ状況下でも余裕で繋ぐところを、ボールを目一杯に大きくクリアすることしかできませんでした。
しかし、カメルーンも、その追い込まれた日本に対して、左右に揺さぶるような攻撃ができず、単調にロングボールを蹴りこむだけで、焦りが明らかでした。
彼らのこの試合にかけるそもそものモチベーションも疑問でした。
ソングを起用しなかった決断、エトーを終始サイドに張るよう出した指示は、全てル・グエン監督の思いつき。
リヨンを3連覇に導いたものの、その後はレンジャーズとパリ・サンジェルマンで失敗を経験したル・グエン。 今回のこの大舞台で、彼の世界的な評価はさらに下がりました。
その他のW杯最新ニュースは、ランキングへ!
(ブログ更新の励みになりますので、上のクリックで一票を投じて頂けると幸いです。)
お久しぶりです!寝不足は激しいですね(笑)
私も今回の日本のサッカーというのはこれまでずっと目指してきたものではなく、「W杯仕様」のものだと思います。どの親善試合でも、今回と同じ戦い方はしないでしょう。
オランダ戦はsalpaさんが予想された理想の展開となりましたね♪
デンマーク戦が楽しみです♪