花鳥風月

生かされて行くもの達の美しさを見つめて,
ありのままの心で生きている日々の、
ふとした驚き、感動、希望、

富士山  

2017-07-13 16:52:25 | Weblog

 

美しい富士山を見たのは

小松川高校の一年生の時でした。

月曜から学期末テストがあるから

今回はテスト前の勉強をしないで受けようと

決心するのには勇気が要った事が甦る。

 

クラスメートと、

部活で予定していた

三つ峠山に向かったのでした。

 

お父さんがテーラーで

紳士服を仕立てているからかどうか?

それは無関係に

下町の高校生のなかでは、

しなやかに、のびやかに

都会的な垢抜けした、

ヨン様のような優しい雰囲気の学生も居た。

冬のソナタを、、、何年か前に幼馴染が電話してきて

忙しい年末の大掃除の手を止めて

初めから、終わりまで、何時間もみた事があった。

年末に集中的に観ることになり、

山の中で迷ったヒロインを、ヨン様が探す場面があった。

その時、

高校生の時に登った三つ峠山や、

蓼科山が思い出されたものだった。

日本の高校生は、冬のソナタの二人のように

ロマンチックな要素は、、、さらさらなかったのが、、、

今頃の年になって、おかしくも懐かしい。

三つ峠山の岩の壁あたりまで来たとき

ゴルフボール大の雹が降ってきた。

リュックを頭に乗っけて、岩の間に身をひそめ

雹が止むのを待っていた。

誰と誰が身を寄せ合っているのかは意識はなかったが

互いに身を寄せ合い、リュックをバリケードにして

恐怖の時間を共有した。

山の天気は気まぐれで、

霧が晴れ、

空は雲が流れて青空が見えてきました。

山の斜面を大木が弓なりに弧を描き

空をキャンパスに

富士山の絶景が現れたのです。

今までの恐怖とは裏腹に、

夏の富士山は魂を奪われてしまうほど、

神々しくもあり、雄大でもあり、空の舞台に現れた衝撃は

皆と立ち尽くしたまま、、、絶句して観ていました。

私たちの高校時代は、

圧倒する富士山の魅力の前に

全てを忘れて感動した、、、あの時間を共有したという

皆が居てくれるそれだけが青春だったような、、、青春でした。

ここのところ、、、NHK の、富士山を、夜も翌日も、

懲りずに同じ番組に魅せられっぱなしでした。

富士山に魂を奪われたカメラマンの気持ちが

伝わってくる写真の数々でしたね。

子育てを終わって、50歳ぐらいの時、

富士山の樹海の植物探索に

運よく参加できました。

昭和大学の植物園の園長さんや

北大の農学部の方や、

薬草園で働いていたヒマラヤ登山をしながら

植物の限界線の苔を採取してきた北大の助手さんや

ベテランの探索を重ねたメンバーに、運よく加えていただいたのです。

富士山の5合目に着いた時は、

こんなところに「トリカブトの群生」があるのかと

ビックリしました。

トリカブトは、烏頭という小さな根が付き

次の年はそこから目を出し花が咲くので

十年後に来ると、移動しているので面白いから

また来よう!、、、そのような話をしながら

土砂降りの殺風景な小石だらけの斜面を

泥んこになって、、、cat and dog の雨の中を

びしょびしょになって、浅間神社まで降りてきました。

全部着替えて、タコ紐で干場を造り

老化の所に干し物をさせていただきました。

疲れてしまって、狛犬の下で眠ってしまいました。

富士山は、、、登るより、、、眺めた方が美しいという事が

びっしょりと、、、

パンツまで雨に濡れて、

未熟な登山者は、べそをかいたのでした。

登山の事を思えば、、、何時間だって、富士山の番組にかじりついて

夜明かしも何のそのという、、、楽しいテレビ登山の73歳の婆ちゃんでした。

 

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