本と旅とやきもの
内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。
 


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 ドイツの言葉に「遅く生まれた恩寵」という言葉があるそうだ。その恩寵を受けた生まれとはいつ頃のことか。
 イギリスの歴史学者のエドワード・カーの著『危機の二十年』は、その危機を第一次大戦後(1919年)から第二次大戦勃発(1939年)までの20年間をいう。

 この著書に重ねると、危機の後半に当たる1929年以降に生まれた世代、特に男の場合が恩寵を受けたということだろう。
 と言うのは、その頃すでに青年だった者から男盛りの者まではナチス・ドイツの戦争に駆り出され、運が悪ければホロコーストに加担していたかしれない。アウシュヴィッツ強制収容所に行って、絶句したことが思い出される。
 遅く生まれたために戦争犯罪にも戦死という消耗兵にもならなかった。

 日本でも赤紙1通で死地に向った年代の者より遅く生まれた者も同じことがいえる。ただ、ユダヤ人虐殺の負い目があるので、ドイツでは生々しい言葉なのだろう。

 ついでに加えれば、アメリカでは第二次大戦後、朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフガンやイラクとの紛争もあって、いつの時代に生まれても恩寵がなさそうだ。
 ネットで知ったが、アメリカは1776年以来239年間で222年間も戦争に明け暮れていたとあった。その率93%。戦争好きの国かね。
 物的・人的資源のある国では戦争ほど大量消費するものはないから経済は活発化する。資源のない日本では「欲しがりません、勝つまでは」になるが。


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