本と旅とやきもの
内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。
 


Weblog / 

 ドイツ語の「sehr gut」は、料理がうまいときに「すごくおいしい」と述べる言葉という。そればかりではなく、男女が情を交わすときに女性が「いいわ」と発する言葉でもあるらしい。
 
 ある日本人がベルリンで片言の日本語を話すドイツ女性(早い話、娼婦だろう)とコトに及んだ。その女性はサービスのつもりか日本語で「おいしい、おいしい」と言ったそうだ。それで、興ざめしたとか。
 その女性はドイツ語と同様に日本語の「おいしい」にも隠語の意味があると思ったらしい。
 
 この話(正確な引用ではない)は、記録文学といえる「南氷洋」(きだ・みのる)からものだ。
 捕鯨船団で発行される「船団タイムズ」に載せたもの。単色の風景、クジラが発見されなければ単調な日常、紅灯とは縁のない船の世界にいるのだから色っぽい話を書いたわけだ。

 作者には不本意な個所の引用だったかもしれない。改めて記すと、捕鯨船団の人々の言動が、むろんクジラの捕獲、解体なども含めて生き生きと書かれている。傑作である。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« 歯の治療 草刈機の故障 »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。
 
この記事のトラックバック Ping-URL