1989年と、随分昔の映画なのに驚く。それでも記憶されているのは、名作だからのだろう。
私は、一市民がオハイオのトウモロコシ農場に野球場を作ってしまうだけの話だと思っていたが、球場を作ることはすぐにできてしまい15分くらいで終わる。
問題は、そこからで、大変に上手くできていると思うが、これを見るとアメリカという国は非常に宗教的な国であることがよくわかる。
第一に、主人公のケビン・コスナーに謎の声が聞こえて、実際にトウモロコシ畑をつぶして作ってしまうことが「宗教的」であり、彼は町の人の噂によれば、変な人である。
主人公には次から次へと予言が聞こえ、1960年代のカルト的作家テレンス・マンに会いに行ったり、野球選手だったが1試合しか出られず辞めて医者になった男に会いにボストンに行ったりする。
その老人は、バート・ランカスターで、彼の出演に象徴されるように、この映画には、もう一つ1960年代のカウンターカルチャー時代を思い起こさせる意味があったと思う。
それは、町の集会で、カルト作家テレンス・マンの本を禁止するかを巡って大論争になり、主人公の妻がテレンス・マン擁護の大演説するところである。
ラストは、ブラックソックス事件の選手たち等が集まり、試合をするらしい夢が示唆されて終わる。
まあ、涙なしには見られない映画と言ってよいだろう。
NHKBS
ただ単純に観ればいいのに。
その方が遥かに素晴らしく感じるのに。
例えば食べ物でも、ただ美味い、不味いでは赤ん坊や動物と同じです。
なぜ、旨いのか、不味いのかを考えるのが大人というものでしょうね。
食べ物は頭で味わうものではありません。
料理人が一番喜ぶ言葉は
純粋な気持ちから出た「おいしい」です。
理屈っぽいですね、指田さんは。
あと子供のこと「ガキ」というのはお行儀悪いですよ、