指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

『笑う地球に朝が来る』

2014年02月25日 | 映画

いろいろな映画を見てきたが、これほどしょぼいと言うか、意気の上がらない映画も珍しい。

1940年、南旺映画第四回作品で、監督は戦後は東映にいた津田不二男。

岸井明、月田一郎、清川虹子、高瀬実乗らが出ているが、旅回りのレビュー一座で、不入りから次々と、座員が逃げる・ドロンしてゆく。

最初に逃げるのは、ニグロ楽団として、わざわざ顔を黒塗りにしてジャズを演奏する連中、きちんとした演奏だと思うと杉井幸一である。

次々といなくなり、月田と梅園龍子の恋人たちを逃がして残った4人は頑張って笑いを取るというもの。

      

到底そうは思えないが。

江戸勘太のタップ、ヨロヨロ踊りが見られるのは、貴重だと思う。

衛星劇場



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