大衆文化評論家指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です。多くのジャンルをさすらいます。

笹るみ子、死去

2016年10月19日 | 映画

女優の笹るみ子が亡くなったそうだ、76歳とは若い。

特にどうという女優ではないが、映画『青い山脈』に出ている。原節子、池部良の有名な作品ではなく、司葉子、宝田明、雪村いずみ、久保明の1957年の二作目である。

主人公の寺沢新子役は雪村いずみで、その友人の笹井和子役だった。

               

 

この新子の友人で、島崎雪子先生のスパイという役は、最初は若山セツ子だった。

さらに、三作目の吉永小百合、浜田光夫、高橋英樹、そして芦川いづみのでは、田代みどりが演じた。

監督の大島渚によれば、一作目を見たときに、一番戦後社会らしさを感じたのは、原節子、池部良、杉葉子らではなく、三名目役を演じた若山セツ子だと書いている。

確かに、あの映画で彼女は一番自然な感じがする。

小学校5年の時、姉に連れられて見に行ったが、多分宝田明が好きだったのではないかと思う。

笹るみ子は、言うまでもなくなべおさみと結婚して引退し、なべやかんの母となった。

この時は随分と格差のある結婚だと思ったものだ。そのくらい、笹るみ子となべおさみの芸能界での格は、彼女の方が遥かに上だったわけで、男女の仲は判らないものである。

ご冥福をお祈りしたい。

 

 

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2 コメント

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Unknown (弓子)
2016-10-19 09:28:51
笹さん、おはやかったですね。 合掌

池部良、宝田明両氏は壮絶な戦争体験されたようですね。
宝田氏は、旧ソ連によって身体に傷を負った旨を話している
新聞欄をこの夏に読んだばかりでした。
雪村いづみ (弓子)
2016-10-30 08:23:15
雪村いづみの名前がたびたび登場されてますが
沢山の映画に出演されてるのですね。

数年前の映画祭のゲストに出演され、司会者の質問に答え

 司会者    きょうはどんな質問から 始めたら・・・・
いづみ    いいわよぉ~~何だって聞いてぇ~男のことでも。
 司会者    えェー  いいんですかァ!

のスタートで会場盛り上がりました。
あとは、戦後やデビューの時の困窮話
3人娘のエピソードなどでした。

開場前に、ロビーで髪をアップにセットし、完璧なメィクに
深紅のスーツに身を包んだ垢抜けたマネージャー
と おぼしき人と小声で話していて

のちに、どなたかのコラムで
妹の朝比奈愛子がマネージャーをしているとの記事を目にし
あの時の女性が妹さんだったこと知りましたが

それまでは マネージャーのほうがかなり目立ち 
雇い主側のいづみさんは よくクレームださない。
やはり大らかな人なんだなぁ。 などと思ってました。

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