大衆文化評論家指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です。多くのジャンルをさすらいます。

昔の映画雑誌は・・・

2017年07月17日 | 映画

今回、「早田雄二写真展」のシンポジウムやトークイベントに出るため、『映画ファン』を購入した。

1954年の物だったが、読んでみると非常に面白かった。

まず、表紙はカラーでスターの顔、大体は女優である。

                                           

 

そしてすぐはスターのグラビアページが続く、内部は新作映画の紹介が中心だが、今回の「写真展」でも1枚だけあったが、違う会社のスター同士の特集がある。

「市川雷蔵と小山明子」が、今回のものだが、「津川雅彦と佐久間良子」というように、普通はありえないスター同士の一日やドラマが構成されている。

さらに読者向けの企画があり、クイズに答えると選ばれて、東京への招待旅行。皇居などの名所見物の後、撮影所見学でスターと対面。

読者の質問欄もあるが、一番驚くのは、俳優の住所、電話も全部出ていることだ。それは俳優だけではなく、監督、脚本家等までも出ている。

実際に、中学時代に女優の家に電話をするのが趣味のおかしな男がいて、ほとんど毎日電話していた。

吉永小百合、本間千代子などの若手人気ス女優に電話していたというのだから信じがたい。

もちろん、携帯はなく、家からではなく公衆電話だったのからだから誠にご苦労さんだが、スターのお家もさぞやご迷惑なことだったと思う。

いずれにしても、こうした映画雑誌はなくなったが、現在は「松居一代問題」で大騒ぎしているテレビの芸能番組の内容は、こうした雑誌の企画から来ているように思えた。

 

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