中国の環境関連企業で、東証一部に8月8日上場を果たしたチャイナ・ボーチー・エンバイロメンタル・ソリューションズ・テクノロジーズ(中国博奇)の記事を再度取り上げる。中国企業として東証初上場で、東証にとっても、海外企業の単独上場は第1号であるとのことで、東証自体の「上場企業の幅の拡大」という意味で、東証にとっても意義深いことであると考えられる。
ちなみに、前回は環境関連記事として取り上げており、「東証1部初上場の環境保護中国企業、展望を語る」とのタイトルである。タイトルにリンクを張っておくので、興味のある方はチェックしてもらいたい。
この企業は、また、NIKKEI NET中国ビジネス特集のコーナーでも取り上げられており、東証上場の狙い等について特集されている。
タイトル記載欄の「チャイナ・ボーチー・エンバイロメンタル・ソリューションズ東証上場の狙い」に中国ビジネス特集記事欄で取り上げられている記事のアドレスをリンクしておくので、興味のある方はチェックしてみると良い。
チャイナ・ボーチーは、設立5年の若さであるが、この分野では中国国内ではリーダーシップ的役割を果たしているとのことで、一般日本企業の東証一部上場まで要する年数等との関係においても、いかにスピーディーに上場を果たしているかが理解できるところである。
ちなみに、記事引用方式で、記事の一部を引用していくと下記のような企業としての方向付けを持っているようである。
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記事引用
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◆今後の事業戦略は
上場は我々にとっては新たなスタートです。上場を期に、気体(排煙ガス)から固体(ゴミ処理)、液体(廃水処理)へと、一連の大型総合ソリューションを提供する環境保護企業を目指しています。
◆目標となる経営指標、株主への利益還元は
収益の目標値、毎年の契約件数、受注残高はすでに開示しており、連結ROA(総資産利益率)で10%以上、連結ROE(自己資本利益率)で15%以上を目指しています。
◆日本でも事業を行っていくのか
東証上場によって、環境保護技術を持つ日本企業とアプローチできる橋ができたと考えています。今は中国国内で事業展開していますが、これを期に東南アジア、欧州といったところにも進出したいです。もちろん、日本企業と弊社が一緒に新たな地域へ進出したり、日本企業が中国へ進出したりするときに弊社と協力することも考えていきたいです。単なる技術供与、技術協力だけでなく、お互いの長所を生かしていくことが大切です。対象は火力発電所のみならず、環境保護事業全般になります。
◆2007年6月中間決算は減益だった
2007年6月中間期に減益となったのは、ストックオプションの費用計上以外に、たまたま2007上年期にプロジェクトの前工程が重なったために減益となったためです。前半は初期設計、設備選定、購入などでコストがかかり、後半から売り上げ、利益がでてくるためです。2007年12月期通期の純利益は上期に3割、下期に7割を稼ぐ計画ですが、予定通りに進捗しており、計画は達成できる見通しです。
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| 周天白CFO(左)と白雲峰CEO(右) |
◆上場取引所として東証を選んだ理由は
東証は歴史が長く、成熟されたマーケットであり、我々からみて規範化された市場です。弊社がこれから安定成長していくニーズと合致しました。2つ目の理由は上場審査の基準が高いことです。実際やってみて厳しかったし、我々もレベルアップすることができました。チャレンジしたことによって会社の実力を証明できるところでもあります。
◆上場準備で苦労した点は
主幹事の大和証券SMBC、副幹事のマネックスとも議論しながら準備してきました。作業量は日本企業の3倍くらいじゃないでしょうか。財務諸表は中国基準に沿ったものを国際会計基準、日本会計基準に変換するために時間がかかります。また、情報開示、コーポレートガバナンスに対する捉え方も中国と日本では異なりますが、日本の法律に基づいて大きく努力した結果、基準を満たすことができました。
◆上場日(8月8日)の初値は公募価格(16万円)を上回る27万6000円だった
売買高も多く、日本の投資家の皆さんが弊社に多大な関心を寄せていただいている証拠です。株価は投資家からの評価であり、うれしく思うと同時に責任を感じております。もっと投資家の期待にこたえられるよう、地に足が着いた業務を展開していきます。安心して株を保有してもらえるようがんばっていきたいと思っています。
◆IR(投資家向け広報)で心がけている点は
目標としてはIRの面でも当社が中国企業の模範となりたいです。CEO、CFO(最高財務責任者)自らが日本で投資家説明会を定期的に行っていきます。さらに要望に基づいて機関投資家訪問も行います。また、日々のIRについては東京事務所に宮永浩明高級副総裁が常駐しておりますが、積極的に機関投資家に直接あって説明をしていきたいと思ってます。8月31日、9月1日に行った投資家説明会には私のほか、周天白CFO、IR最高責任者である宮永浩明高級副総裁が説明を行いました。
最後に、社名のボーチーは自分の家という意味です。我々のモットーは楽しく仕事をすることです。みんなの力を合わせて発展させていきたいと思っております。楽しくというのは自分、事業主、お客さま、同僚、みんなにその楽しさを家にも持ち帰るということです。上場してからひとつ増えました。弊社の株主の皆さんにも楽しくなってもらいたいです。
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中国に拠点を置く環境関連企業として、中国の環境改善に向け、企業としての発展、中国社会への貢献を期待したいところである。
折から、IEAが2010年代半ばに「米中印のCO2排出が全世界の50%を占めるまでになると予測している」ところであり、中国が速やかに、ポスト京都議定書の参加国として名を連ね、IEA予測を裏切ってもらいたいものだと考える。
それを先導する企業として、このチャイナ・ボーチーを注目していきたい。。。
Written by Tatsuro Satoh on 3rd Nov., 2007











