ウェザーコック風見鶏(VOICE FROM KOBE)

風の向くまま、気の向くままに……

ロマネ・コンティを競り落とす

2007-10-13 08:25:56 | 文化・学術

 日経Waga Maga、10月10日付トップ記事が「ロマネ・コンティを競り落とす」だった。
 このロマネ・コンティについては思い出がある。前職保険業界の所属していたとき、新入当時であったと記憶しているが、フランスから輸入されたワイン、ロマネ・コンティの輸入貨物に関する海上保険を引き受けていたところ、その貨物が損害を受けた状況で日本に到着した。
 外気と遮断効果を持つはずのコルクがゆるむ等の影響か何かで、空気がボトルの中に入ってしまい、ワイン自体が劣化し、当然のことながら商品販売の対象とはならず、損害品として処分することになった。

 しかし、ブランド物であるため、損害品として外部販売することもできず、社内で販売せざるを得なかった。この損害品を、私も、損害額を少しでも軽減する観点から、協力購入することになった。
 その輸入品のロマネ・コンティのボトルが格好良く、飲んでしまった後で、銘柄の異なるアルコール、ワインであったり、ウィスキーなどもそれに詰め替えて、そのボトルを長いこと、独身寮の部屋に飾っていたものである。
 あるいは、「自分のロマネ・コンティを飲んだ」ということを自己主張するために。。。
 このような過去の体験があるため、この日経のWaga Magaの記事に惹かれたということになる。 

 写真 

フランスワインの至宝「ロマネ・コンティ」はワイン愛好家の垂涎の的


 この、ロマネ・コンティは、「ワインの王様」、「ブルゴーニュの宝石」と呼ばれているもので、フランスワインの至宝「ロマネ・コンティ」はワイン愛好家の讃辞を一身に集めてきている逸品である。
 1口でいいから飲んでみたいと願うワイン好きは無数にいるが、実際にその幸運にあずかった人はごく少ないともいわれているワインである。
 その、「入手困難な『ロマネ・コンティ』が一度に103本も出品される競売(オークション)が10月20日に東京都内で開かれる。近年は希少ワインを投資対象と考える人が増え、ワイン専門のファンド(投資信託)も登場している」と記事で報道されている。
 その歴史に触れている部分、及びその製造に関わる記事の部分が面白いので、その部分を記事から引用し、下に掲げておく。

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 記事引用
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 上質なワインの産地として有名なブルゴーニュ地方でも、「ロマネ・コンティ」の区画は別格だ。このワインに名を残すのが18世紀フランスのブルボン王朝の公爵コンティ公。国王ルイ15世の寵妃ポンパドール夫人との争奪戦の末に、この畑を手に入れたコンティ公は、ここから造られるワインをすべて自家用とし、コンティ公宮殿でしか飲めない「自家用酒」に変えた。「ロマネ・コンティ」という名の由来だ。「ロマネ」の部分は、古代ローマ時代にまでさかのぼるこの畑を生み出したローマ人への感謝に捧げられている。

   写真

コンティ公はポンパドール夫人との争奪戦の末に、この畑を手に入れたという

 「ロマネ・コンティ」ワインを現在、醸造・管理しているのは、DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)社だ。年間生産量は順調な年でもせいぜい7000本。少ない年は4000本程度のこともある。収穫後に完熟した実だけを使う。だから、ブドウを粒単位で選り分ける。気の遠くなるような手仕事だ。単独所有畑ならではのこの徹底した品質管理と希少性が神話になったワイン「ロマネ・コンティ」の伝説を育み、市場価値を高めている。日本では比較的安い品でも1本で数十万円、当たり年では100万円を超える物も珍しくない。

   写真

「ロマネ・コンティ」はわずか約1.8ヘクタールのブドウ畑から生まれる

 わずか約1.8ヘクタールのブドウ畑から造られる「ロマネ・コンティ」は年を追うごとにそのファンを増やす半面、出荷量が増えないので、ますます入手困難となり、「幻のワイン」化しつつある。投資対象として考える場合には、衰える気配の見えない「ロマネ・コンティ」のような「安定銘柄」は比較的投資しやすい対象と映る。

 …(中略)…

 競売会社クリスティーズが5月にニューヨークで開いたワインの競売では、1985年産の「ロマネ・コンティ」1ケース(12本)が23万7000ドル(約2880万円)で競り落とされた。ブルゴーニュワインとしては競売史上の最高額だった。単純計算では1本約240万円で、1本から6杯が取れるとして、グラス1杯が40万円にもなりそうだ。

 美食家として知られるシラク前大統領ら歴代のパリ市長が賓客接待用に収集した高級ワインの競売では、1986年産「ロマネ・コンティ」が1本5000ユーロ(約75万円)で競り落とされた。

 …(後略)…
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 私など一般庶民にとり高嶺の花であるが、私の知り合いの「ワイン博士」などは、あるいは、自宅のワイナリーに秘かに所蔵しているのかもしれない。。。
 Written by Tatsuro Satoh on 13th Oct., 2007

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