歯科医の独り言

日々の診療をしていて思う事

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医療機関の広告規制について

2010年08月08日 18時24分17秒 | Weblog
昨年11月に「医療法における広告規制」が変更されました。特に、患者さんの受診を誘引する意図がある「誘引性」(客寄せ)が厳しく処罰されるようになって来ています。下記のようなケースが処罰の対象になります。

 ①医院の名前を隠した「○○インプラントセンター」など
   都道府県が認めている、救急救命センター、休日夜間急患センターは認められております。
 ②インプラントなどの治療前後の写真を掲載すること
   治療効果については、個々の患者の状態等により当然にその結果は異なるものであり、効果について誤認を与えるおそれがあることから、広告することはできません。
 ③キャンペーン等による一時的な割引制度
 ④週刊誌とか「インプラント名医」等の雑誌に医院名を載せること
 ⑤患者体験談
 ⑥治療の効果に関する表現

他にもありますが、「医療人としてのモラル」が疑われるような項目が上がっております。本当に最近の医療広告は行き過ぎた面があると思います。
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こういう症状の患者さんが増えています。

2010年04月23日 14時24分14秒 | Weblog
最近、「口の中が乾燥し、舌先がピリピリして、唇の外側半分が乾燥する」という症状を訴えてご来院する患者さんが増えております。まず、唾液の分泌量を測ると正常です。しかし、患者さんにとっては口の中が乾燥する?という違和感があるみたいです。薬の服用についてお伺いすると、ステロイド系の薬剤で特にひどい症状になるみたいです。私としては、金属アレルギーなども疑われると思いますが定かではありません。医科の先生方でこのような症状がある場合は、どのような治療をお勧めになるか?アドバイスをいただければなと思います。
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「虫歯でない上顎の親知らず」が原因の痛みの特徴

2010年04月20日 08時28分17秒 | Weblog
昨日、「下顎の奥の歯ぐきが痛く、口が開きづらい」という患者さんが来院されました。患者さんは、下顎の奥に原因があると思われると思いますが、実は上顎の親知らずの下顎のはぐきへの噛み傷であり、口を開ける時も親知らずの山がほっぺたにひっかり開きづらくなっている事が原因の事が多くあります。この場合は、嘘だと思って上顎の「親知らず」を抜歯するか、「親知らず」の山を丸くすれば、症状は緩和して来ますのでご報告しておきます。
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歯科的な「いびき治療」について

2010年04月19日 14時36分55秒 | Weblog
本日、「いびき」で悩まれている患者さんが来院されました。歯科においてのいびき防止の治療は、上下顎に合う硬いマウスガードを一定の位置で固定して寝てもらうものです。ただし、保険でその装置を作ろうと思いますと、前もって医科の医療機関において「無呼吸症候群」の診断書が必要となりますので申し添えておきます。
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歯が痛いとすぐに虫歯と思いますか?

2010年04月16日 19時57分00秒 | Weblog
本日初診の患者さんで、「虫歯で歯が痛い」という主訴でご来院されました。患者さんは、歯が痛いとどうしても虫歯になっているのではないかと思われますが、実は「噛み合わせの異常」で歯が痛いことも多々あります。早めに怖がらずに歯医者さんに診てもらった方がいいと思います。それを放置していますと、いずれ歯がぐらついて来ますので・・・
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インプラントの「使い回し」報道に関して

2010年02月01日 14時16分47秒 | Weblog
愛知県豊橋市で、ある歯科医院がインプラントを「使い回す」不正治療をしていたという事件の報道が相次いでいます。この事件は1/29号の週間朝日の記事によって明るみに出ました。同誌によれば、この医院のインプラント手術料は17万円だったそうです。激安インプラント手術に潜むリスクを顕在化させたということができるのでしょう。17万円で本当にこのような高価な材料を使用して経営が成り立つかどうか私は不思議に思います。皆様は、少し昔、銀座眼科のレーシック手術の医療事故を覚えておりますか?失明を含む重症患者を大勢出し廉価なレーシック手術に対する信頼性を失わせました。今回もこれに似通った事件です。インプラント治療の信頼性を回復させるには、自医院のインプラント治療を『見て、感じさせる』ことが必要になっているのではないかと思います。ある面ではインプラント治療は大変いい方法です。信頼性を失墜させたことは我々歯科医師も反省しないといけないと思います。
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将来、入れ歯作り専門の技工士はいなくなるのかな?

2010年01月19日 08時26分50秒 | Weblog
歯の被せ物とか義歯は主に技工士さんに作ってもらいますが、被せ物は今後CAD/CAMの普及により技工士さんがいなくても作製が可能な時代が今後もどんどん進むと思われます。ただ、取り外しの入れ歯(義歯)は、各患者さんの粘膜の硬さの違い等により、CAD/CAMで簡単に作るのは今後も困難だと思われます。最近の傾向として、収入に見合わない技工士という職業を若い人は選ばない等の影響、また経営的な観点からのみから、全国的に技工士学校が閉鎖されてつつあります。このままでは、10年、20年後になって入れ歯を作っていただく技工士さんがいなくなるのは確実です。ますます高齢化する社会にとって苦慮する事態です。
現在の技工士さんも、仕事が少なくなっては困るのか 歯科医師の適当な型どりに対して何も言わず、入れ歯を適当に作ってしまう傾向にあるのではないかと思っております。歯科医師に対して、あまりにも遠慮してしまっているのではないでしょうか!もっと厳しくならないとお互いが目指すいい入れ歯はできないと思っております。
私は入れ歯の成果というものは、50%が歯科医師の責任、50%が技工士の責任だと思っております。いい「型どり」からしか、いい技工物はできないのは確かです。不採算の保険の義歯だから等で、歯科衛生士に型どりをさせるのはもってのほかです。
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インプラント・バブルの崩壊

2009年11月30日 09時41分14秒 | Weblog
最近の歯科事情の特徴として、インプラントの成約件数が落ちているというデータが各歯科専門雑誌でも見受けられます。これは、不景気の影響が主にあると思います。危惧するのは、最近のインプラントの講習会はインプラントメーカー主体の講習会が増えている点です。メーカーはインプラントの本数が売れれば、会社の業績が上がるため、メーカーにはいいことです。ただ、インプラントメーカー主体の講演会では、一般の商品の売り込みと一緒で、インプラントが売れればいい訳ですから、普通に難しい症例でもこういうインプラントを埋入しましたと簡単に若い先生方にすすめてしまう危険性があります。そういうことを知らない患者さんにはたまったものではありません。インプラントをする先生方は、まず「インプラントの欠点」を患者さんに聞いてもらい、その後でインプラントの長所をいうぐらいの患者さんにとって「思いやり」のある治療をしていただきたいものです。現在の歯科治療は、先に良い事だけを言って、悪い欠点を言わないようにしていると思われます。私はいずれ必ず「取り外しの入れ歯」の良さを患者さんが気づいてくれると信じております。医療の広告にしてもしかりで、患者さんはどれを信じていいかわからないのが現状のように思われます。何事においても困った世の中になったなというのが感想です。
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「セールスドクター」の宣伝にはご注意を

2009年10月15日 15時11分37秒 | Weblog
最近の歯科医院の広告には、「インプラント専門医」、「インプラント研究所」等を標榜して、いかにもインプラントの専門家のように謳った歯科医、俗に言う「セールスドクター」の広告が横行しています。「インプラント専門医」は、日本歯科医師会が認めたものでなく、各種学会が単独でただ認めたものです。また、「インプラント研究所」等も、作ろうと思えば当院でも申請すればすぐできます。どうしてこのような広告が横行しているかと言えば、不況下でのインプラント患者の取りあいにあると思います。インプラント治療は必ず「骨がある所しかできない」という前提があります。歯を抜いた後は、上顎では必ず骨の吸収が起こり、顎の幅が昔の歯があったときより、あごの幅が狭くなります。もしそこにインプラントを埋入すれば、将来舌の運動範囲が狭くなり、インプラントでは噛めるが、舌運動の違和感等の不定愁訴が出てくる恐れもあるのではないかと思います。不況下で経営がしんどい気持ちはわかりますが、あまりに何でもインプラントは考えものです。インプラントはいい治療法ですが、もっと大事にこの治療法を扱わないと世間からしっぺ返しを喰らうかもしれませんね。
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歯科の予約診療の難しさ

2009年07月25日 09時26分09秒 | Weblog
最近 とみに急患で来られる患者さんが多いので投稿します。当院は、原則、予約で診療を行っております。ただ当院に来院し治療途中で痛くなってご来院するケースは看るのは当たり前です。長年の悩みは、患者さんによって「痛いからすぐに看ていただけないのか?」という患者さんがおられます。看て上げたい気持ちはありますが、予約という約束で来院されて待合室で待っておられる患者さんが第一です。歯科の疾患の特徴は、一般の医科の疾患など軟組織主流の疾患と違い、例外もありますが硬組織の疾患です。硬組織の疾患の特徴は、定期的に看ていれば決してひどい状態、大きな虫歯にはなりません。虫歯が痛くなるのは、虫歯にかかって大体2年半から3年経ってからです。そのために定期的に今後痛くなる虫歯を発見して1回の治療で終えた方が患者さんも楽ではないでしょうか?
歯科では 症状が出て来て来院された場合は 予約をとっている患者さん以上に痛いとかの主訴を取るのに治療が痛くて、治療時間がかかることがよくあります。そのため看てあげたい気持ちはありますが、次の予約の患者さんにご迷惑をかけることが多くなりますのでご了承下さい。
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