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映画 ガルシアの首(1974) 死体の首争奪戦

2017年07月17日 | 映画(か行)
 ギターばかり弾いて、ロクに働いていないように見えるダメ男が、急に銃さばきが上手くなるアクション映画。バイオレンス映画の巨匠サム・ペキンパー監督が自身の最高傑作と豪語するだけあって、本作はロバート・ロドリゲス監督のエル・マリアッチやシン・シティに多大な影響を与えていることが、よくわかる作品だ。
 それにしてもアメリカ人というのは一攫千金が大好きな国民だ。本作にしても命がけで大金を得ようとする飽くなきその欲望は、もうすっかり貧乏人に慣れてしまった俺としては非常に見習いたいところ。
 しかし、大金を得るのに死体を墓から掘り起こして、首を切断するというのは倫理的な問題としていかがなものか。まあ、そんなことを言ってたらアクション映画なんて成り立たないってか。

 さて、賞金稼ぎ達が、死体の首をめぐって争奪戦を繰り広げるストーリーの紹介を。
 大地主が妊娠中の愛娘を痛めつけて、相手の男性の名前を聞き出す。そいつの名前はアルフレッド・ガルシア。
 早速大地主は生死に関わらずガルシアを捕まえて連れてきた者に100万ドルのボーナスを与えると宣言。そのことは回り回ってしがない店でギター弾きをしているベニー(ウォーレン・オーツ)の耳にも入る。実はガルシアはベニーの彼女であるエリータ(イセラ・ヴェガ)の知り合いでもあり、彼女の口からすでにガルシアは死んでいることを聞かされる。
 一刻を争うベニーはエリータを連れて、ガルシアの故郷へ向かうのだがその道中に、暴漢、殺し屋たちとの銃撃戦に巻き込まれてしまいエリータも犠牲になってしまい・・・

 死体を掘り起こして大金を得ようなんて、俺だけでなく多くの人がドン引き。しかし、こいつが自分の彼女エリータが死んでから、ガルシアの首を持って帰っていく道中、次第にマトモになっていく様子に非常に好感が持てる。
 しかし、バイオレンス描写が多く、観ている最中はけっこう暑苦しい。しかも、乗っていた車は次第にボコボコになるし、ベニーも着ていた白いスーツは泥や血が付いたりして、だんだんみじめな姿になっていくのが、可哀そうでイタイ。
 そして暑苦しいメキシコを車で突っ走るのだが、隣の座席にガルシアの首が入っている汚い袋が置いてある。ハエが飛び回り、画面からも悪臭が漂ってくる感じが観ていて伝わってくる。
 貧乏人がいきなり金持ちになろうとすると、如何に大きな犠牲を払うことになってしまうかが、よく理解できる映画。すぐに給料が良い仕事に転職したがる人が多いが、余程のブラック企業でない限り、転職せずにその仕事を続けた方が、給料は微増でもアップし、そこそこ幸せな人生を送れると思う。

 まあ~、基本的にはバイオレンス描写において見どころが多く、心が熱くなれる映画。本作から上記のような人生訓を感じながらの観賞の仕方は実はナンセンスに近い。銃撃戦を観ていると心が震える人、ダメ男がまっとうな人間になっていくストーリーが大好きな人、格好良い若いイケメンよりもチョッと渋いオジサンが好きな人・・・等に今回はお勧め映画として久しぶりにアクション映画のガルシアの首を挙げておこう

ガルシアの首 [DVD]
ウォーレン・オーツ,イセラ・ベガ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


 監督はバイオレンス映画の巨匠として多くの傑作映画を遺したサム・ペキンパー。なんてったってワイルドバンチは始まりから激しい銃撃戦が繰り広げられ、ハートがとにかく燃える映画として最高にお勧め。他にはスティーヴ・マックウィーン主演の至近距離で撃ち合いが見れるゲッタウェイ、ダスティン・ホフマン主演のこれまたバイオレンス映画の傑作わらの犬、戦争映画戦争のはらわたがアクション系ではお勧め。
 実はこの監督はヒューマン系の映画にも傑作が多い。これまたスティーヴ・マックウィーン主演のジュニア・ボナー/華麗なる挑戦、ハートフルコメディタッチの砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラードがお勧めです。 



 
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