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映画 西部戦線異常なし(1930) 反戦映画の傑作

2016年12月28日 | 映画(さ行)
 1930年制作というメチャクチャ古い映画だが反戦映画の傑作として未だに色あせない映画がコレ。しかし、本作はアメリカ映画だが第一次世界大戦中におけるドイツ側からの視点で描いた珍しいタイプの作品だ。最近の俺は反戦映画と言われる映画を観ても、どこか偽善的な匂いしか感じられず大して感動しなくなってしまっていることが多いのだが、今回紹介する西部戦線異状なしは久々に戦争の悲惨さを感じることが出来た映画だった。ちなみにタイトルにある西部戦線とはドイツとイギリス・フランスをはじめとする連合国の戦いのことである。
 戦争と言っても悲惨なのは何も戦場だけの出来事ではない。次々と人の命が失われていくことの恐ろしさは当たり前だが、本作は更になぜ戦争が起きてしまうのか、なぜ戦争をしてはいけないのか等、戦争についてのダメ出しを次々と述べてくれる。
 しかし、本作が制作された1930年だが、この時期といえばちょうど第一次世界大戦の終了と第二次世界大戦が始まりの間。同名タイトルの原作は世界的ベストセラーになり、映画も大ヒットして多くの人の心を掴んだはずなのに、それでも第二次世界大戦が起きてしまった。今、この古い映画を観ると人間の馬鹿さが更に浮き彫りになってくる。

 本作が制作されて85年以上の年月が流れながらも、未だに世界大戦が起きることのリスクを背負い続ける世界情勢を重ねてみると更に考えさせられるストーリーの紹介を!
 第一次世界大戦中のドイツの学校において。授業中にも関わらず教師は学業はそっちのけで、生徒に必要以上に愛国心を扇動し、軍隊に入ることを促す。さっそく5人の生徒が教師の言葉に感化され入隊を志願。しかし、彼らは本物の戦場で過酷な現実を目の当たりにし、体験することによって、人間同士が争うことの戦争の意義に疑問を感じ始めるのだが・・・

 戦争が始まってしまう理由に扇動者の存在がある。変に強硬なナショナリズムを訴え、戦争を起こして来た人物が多く居ることは、我々も歴史の勉強を通じて、よく知っている。そうやって血気盛んな若者を次々に戦争へ送り込むわけだ。
 そして戦場と本国における人間の感覚の温度差の違い。戦場を知ってしまった主人公の若者が故郷に帰ってきた時の絶望的な様子は観ている我々に戦争の愚かさを問い質すシーンだ。そして、本作のラストシーンが非常に印象的。実はこの映画を観るのは2回目なのだが、このラストシーンしか俺は覚えていなかった。俺の記憶力の悪さもあるが、ラストシーンの印象的な映画としてこれからも後世に伝わるだろう。
 古い映画なので少々撮影技術的に危なっかしい場面も見られるが、銃撃戦の見せ方なんかはよく出来ている。こんな古い時代にもこれだけ戦争の愚かさを的確に突いている映画として名作中の名作である西部戦線異状なしをお勧めとして挙げておこう

西部戦線異状なし [DVD] FRT-003
リューエアーズ,レイモンド・グリフィス,ジョン・レイ,リュー・エアーズ,ルイス・ウォルハイム
ファーストトレーディング


 監督はルイス・マイルストン。この人のお勧めはオールスターキャストで話題になったオーシャンズ11のリメイク基であるオーシャンと十一人の仲間がお勧めです。


 
 
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