コタローの奮戦日記~脊髄小脳変性症克服に向けて~

脊髄小脳変性症と診断されて10年が経ち発症して人生観が変わりました。そんな僕の過去・現在・未来について語っています

訪問指圧マッサージ

2011年06月26日 00時26分33秒 | Weblog
僕は1年半程前から毎週、水曜と土曜日の夕方、訪問による、指圧式のマッサージを受けている。

最初は、ケアマネージャーに通いで良いから、評判の良いマッサージ屋さんを有料でも良いから
「どこかない?」と聞いたところ、この病気の場合、先生が来訪してくれる、訪問による
マッサージの制度があるとの事を知った。
そして、その施術師の先生を派遣してくれる、会社を紹介してくれた。

1回に掛る、時間は5部位(頭、両腕、両脚)でそれぞれ15分で45分が基本になり
施術をしてくれる先生はその先生の自宅が近い事と、スケジュール的にお互いがあうとの理由で
国家試験をパスした、ベテランの先生が、担当してくれている。
自ら今でも、講習会等に参加したり、訪問時間も時間に正確であったり、
筋肉の動き等に詳しく、痛みなどがあれば、相談すると、的確な答えで
今、僕をサポートしてくれている、沢山の人の中でも、信頼の置ける人でもある。

医療補助があり、制度としては、未だイマイチ解らない部分があるのだが
結論的には、手続きをちゃんと行えば、マッサージ料金は、掛からない・・・

普段行っている、筋トレやリハビリの疲れを指圧やストレッチで
毎週水曜と土曜の週2回丁寧に、行ってくれているお蔭もあり、多分、この1年半
何もしなかったのと、マッサージを定期的に受けているのでは、病気そのものの進行を
遅らせる効果は無いとは思うけど、明らかに、ADLやQOLを高める効果はあったと思う。

僕の様に、脳神経の難病の場合、身体をコントロールする指示・命令する部位
が、病気でやられてしまっている者にとって、健常な人間には苦も無く出来る事でも
同じ事が仮に出来たとしても、時間がかかり、疲労度も高い。

気温が高くなってきて、着る物も夏仕様になってきて、一つ嬉しかった事がある。
それは、腕にしても、脚にしても、細くなっていない事だ。
どうしても、歩行の回数や腕を使う事が減ってくると、その部位はやせてきやすいのだが
今の所はリハビリ=訪問マッサージの効果があるらしい・・・。

リハビリ

2011年06月02日 19時00分03秒 | Weblog
リハビリ・・・この言葉を国語の辞書で意味を探ると
身体に障害のある人などが、再び社会生活に復帰するための、総合的な治療的訓練。身体的な機能回復訓練のみにとどまらず、精神的、職業的な復帰訓練も含まれる。
少し、固い表現だが、皆さんも何かしらのリハビリ訓練なるものを、行っている方も多いはずである。

でも、脊髄小脳変性症で、リハビリの重要性が言われるようになったのは、本当に、ここ最近で、
医者が、そう言い出したのも、何十パターンもある、脊髄小脳変性症では、大分、研究が進んできた結果
「リハビリは患者にとって、病気の進行を防ぐ手段として、有効である」
との見解が一般的に言われる様になってきた。但し、5年前に検査入院をした際には、医師からは、リハビリが有効だ。との
話しは全くなかった。

その当時は、普通に、歩けたし、会話もテンポ良く出来ていたから、どこをどういう風にリハビリをすれば
良かったのかと、言われれば、分らないけど・・・

今は、難病の医療券を利用したり、身障者センターに通ったり、で、強制的に、(怠け者の為に、半ば強制的に行わないと、さぼってしまう為)
リハビリというか機能保持の訓練を月~木は1~2時間は、行っている。
PTを中心にSTも週に1度は先生に指導をあおいでいる。
STはPT以上に、日頃の自主トレというか、日常が重要になってくる。
人間の身体の機能は、使わなくなれば、比例して、その機能は、確実に、加齢の問題もあるけれど、退化していくので
無理をしても、動かす・・・無理をしても動かなくなった場合は、その機能については、諦める・・・
これが、僕の持論である。

「まだまだ、諦めないし、絶対に、この病気には、負けない。」
そんな事を思いながら、筋肉痛の脚に、バンテリンを塗って、機能保持のリハビリを行っている。