コタローの奮戦日記~脊髄小脳変性症克服に向けて~

脊髄小脳変性症と診断されて10年が経ち発症して人生観が変わりました。そんな僕の過去・現在・未来について語っています

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薬害肝炎救済法案

2008年01月17日 14時26分25秒 | Weblog
以前ブログで、薬害肝炎の事を掲載して、約1ヶ月後に、TVのニュースなどで、舛添大臣が原告の代表団と握手をして
全面解決をしたとのアピールをした映像を見て『なるほど、この問題は解決したのか。よかった、よかった!』と
思った人もいるだろうけど、この一律救済と言っているが、全ての肝炎患者を救済するものではない。
給付の実態は1000人程度で、今後課題が残る法案である。

今後、350万人いると言われている、感染者のうち、数ある血液製剤の中で「フィビリノゲン」だけに限定されて
その中でも、カルテなどの証拠書類が証明出来る潜在的な被害者は、原告団の207人+800人程度。
この救済法案は一人あたり平均約2000万円の給付金である事から、総額200億円程度を国と製薬会社が支払う見通しだ。

だが、一律と言っている法案だが、法案の救済対象にならない、肝炎患者からは、
早くも不満の声が上がっているという。『法案で原告団が救済されるのはうれしいが、肝炎の問題は一部だけしか救うだけでどうなるものでもない』
『見放された』という声があがっているという。

同じ肝炎に苦しみながら、給付金を受け取れる被害者と受け取れない被害者の間の溝は今後益々、深まっていくであろう。

救済対象に「線引き」があるのは、肝炎の感染経路が極めて多様であるためだ。
かつての予防接種の注射器の使いまわしや、輸血による感染など、様々な感染経路による発症は、いずれも、救済の対象外。
また、約350万人のB・C型感染者の多くは、感染経路の特定すら困難。

僕ら難病の患者はその通院・入院費には助成がある。
特定疾患という事で、病状によって、障害者手帳や障害者年金の給付があり、場合によっては
40歳以上であれば特例で、介護保険も使用が認められている。
ただ、現在では、治療が出来ない・・・症状に応じた対処療法と自己・自己で行う進行を遅らす為のリハビリ運動を行うしかない・・・。
治療には現代医学の進歩を待つしかないのが現実だ。 でも、今回の問題の様に
治療薬が出来たからといわれ、信じて飲んでいた薬が、強烈な副作用を持っている事がわかっていてそれが放置されていたとすれば
・・・病気と闘っている患者同士という点では見過ごせない問題であると思うし、法案が通ったからといって一件落着って話しでもないし
治療という肝心な問題が残っているし、今後もこの問題には、注視していきたいと思っている。

そして、この内容のブログを書くきっかけになった友人のIさん・・・
給付が受けられる一人だ。年末にもらったメールに、当事者の一人としての、手放しで喜んでいない
そんな、胸の内を書いてきたメールをもらった。



「一律救済」法案は、国が責任を認め、薬害の再発防止への最善・最大の努力を行うということが明記された
内容となっており、評価できるものなんだけど・・・。
20年という経過年数によって、多くの医療機関のカルテが廃棄され、投与の事実を証明できない感染被害者がたくさん<推定350万人>いるんだ。
本来「一律救済」という限りは、本当に全員が救済されるべきであるのに、救済されない多くの被害者がいるという現実は、今回の法案では、まったく出てこないんだね。ウイルス性肝炎患者全員のための治療体制、治療費助成等がなされていくことが、真の訴訟の目標なんだ。
カルテが現存しうるか、フェブリノゲンの投与証明とC型肝炎の関連が立証できる<推定約1000人=この数も弁護団と原告側、舛添の合意人数なんだけどね。本当はこんなモンじゃないはずなんだけど・・・。>に病気の進行によって1000万~4000万の給付金が出される。
国民の多くは、「こんなに給付金が出るんだ!」って正直思った人も多いはずだ。オレだって思っちゃったもの・・・。
そりゃ、命の値段が4000万円では安い、って言う人もいるだろうけれど、オレにとって「すごすぎる額」っていうのも事実なんだ。なんか、こんな金額勝ち取るために、訴訟してたの?って疑問めいたものがわいてくる・・・。
『結局、金で解決。しかも、国民の税金で解決→税金で大金を給付させる→患者はラッキーだ→うらやましい→新たな差別に!』
これって、治療患者側の格差を増大させ、分裂をはかろうとしている、とさえ言う人も出てくるわけなんだ。
C型肝炎になっている人は現段階で推定350万なのだから。
1000人が救われることで解決なの?って疑問がでてくる。

それでも、弁護団は「国の責任が明記された」「これで一応の決着をみた」としている。これこそ司法の限界なんだね。弁護士さんは裁判を闘っているわけで、『勝訴』こそが大切。弁護士さんたちはよくやったよ。勝つために。救える人が1000人でた、ってことはそれはそれで価値がある。

でも、マスコミは一緒にこれで一件落着なんて報道してはいけないんだ。平気でマスコミの連中が「よかった」なんて言うから、これでまたなにもかもが、うやもやになっていく・・・。1000人でおわりか・・・?

しかも、たぶんオレの場合は、給付される予定。でも、肝臓移植は8000万円かかる。結局払えないわけで。

だから、本来訴訟団がもとめていた、「給付金より、3級障害認定(内規)と、治療費負担上限高額医療費として年間1万円限度の設定」など、350万人全員が救われる手だてを法で講じてほしい。カルテの有無で天国と地獄に生き別れる道ではなく、350万人が受けた薬害=整形外科や産科で『普通に=当然』止血剤として使われていたのだから、そのすべてを認めて、救済してほしいと願っています。感染する手段は本当に限られているのだから、この薬が常用されていた当時に手術していた人たちから感染者が出ていたら、全員救うべきだと思うんだ。政治家は病気のプロではないし、厚生労働省の官僚だって同じこと。医者と患者の目線をもってほしいのだが、「国民の目線」=選挙が大事なんだと思えてしまう、今回の救済法案なんだよなあ・・・・。
おれだって、4000万円は喉から手が出るほどほしいよ。くれるって言っているんだから。
でも、BUT!
恒久的に治療を助成してくれたり、治療費を補助してもらった方が、誰もが『解決』って言えるだろ。
8000万円だって出してくれるだろうしね。肝臓移植だって、日本でどんどんやるようになるだろうし、治療の方法だってすすむはずなんだから。
オレ自身はそうして一律にみんなを救ってほしい。
それにしても、なんで政府や閣僚たちはこんなことに気がつかないんだろうか?いや、気がついているからこそ、1000人救う、って解決策をだしたんだろうね、きっと。

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1 コメント

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はじめまして (アイスゆず)
2008-02-04 03:41:27
初めておじゃまします。
アイスゆずと申します。
私は、薬害肝炎問題にとても関心があって、色々検索するうちにこちらを見つけて、読ませて頂きました。
大変勉強になりました。ありがとうございます。
また、勝手ながら、こちらの紹介記事を書かせて頂きました。事後報告になり申し訳ありません。

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