恥ずかしい歴史教科書を作らせない会

改憲で「戦争する国」、教基法改定で「戦争する人」づくりが進められる今の政治が
将来「恥ずかしい歴史」にならぬように…

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「教科書を変えてきた」麻生首相の「闘い」

2009年02月24日 | 教育基本法・教科書
 先日、麻生首相が青森で講演し、自民党は「いい加減な教科書を変えてきた」「日教組と断固闘う」と豪語したというニュースがありました。
 その発言について質問した記者と麻生首相との応答を読むうちに、真面目に反論を書く気が失せました。

■ 「変えてきた」のは「ペットに対する表現」

Q:総理は昨日の青森の講演で、我々はいい加減な教科書を変えた、というような発言をされたと思うんですが。政治の力で内容を変えさせたとも受け止められる発言なんですけれども検定制度の趣旨からして、政治的介入はあってはならないと思うのですが。

A:それは当然ですよ。それは当然です。教科書検定っていう制度がありますんで、それによって。確かあれはペットを家族の一員というような話だったんじゃないすかね、あれは。それはちょっと違うんじゃないかということで、あれは検定に関して、ペットに対する表現は変えた、たぶんその例だったと思いますけどね。私の記憶です。

■ 「タマ」の除外という「闘い」

 確かに以前、ある教科書会社が家族についての例として、「サザエさん」の磯野家を例に挙げたところ、検定意見が付されました。そこで、その会社が記述の中から猫の「タマ」を除外したところ、検定を通過したということがありました。
 麻生首相の「アニメ」へのこだわりは聞き及んでいますが、「いい加減な教科書を変えてきた」のが「タマ」の除外ですか。しかもこの件に「日教組」がどう関係すると言うのでしょうか。

 さらに記者とのやり取りは続きます。

■ 「選挙」で戦う 「え、なんだったっけ」

Q:教科書を変えさせたということについては。

A:いや、変えた。いや変えさせたと言ったのか知りませんけど。あれは教科書検定、検定委員会だったっけな。教科書検定委員会が変える、ここが責任です。

Q:昨日の同じ講演で日教組と戦う、それが自民党だという趣旨のご発言をなさってますが、9月に辞任をさせた中山国交大臣の日教組をぶっ壊すという発言については、はなはだ不適切とおっしゃってましたが。総理はかなり強い意向だったのかな…。

A:あれは、日教組から支援されている政党もある。私どもはそこと選挙で戦っていく。

Q:今の件ですけれども、変えさせたということは、言葉通り聞くと政治介入をしたという風にしか受け取れないんですけれども。

A:そういう意味ではありません。教科書検定、え、なんだったっけ。検定委員会だっけ。検定委員会が変える。そこが、責任を持って変えるということです。

■ 検定の仕組みすら知らない麻生首相

 何のことはありません。「政局より政策」と言っていたはずの麻生首相が、日教組への攻撃は「選挙目当て」だということを、自ら白状しただけのことです。
 さらに、後で麻生首相の秘書官が次のように補足したことで、麻生首相が教科書検定の仕組みを全く理解していないことが明らかになります。

 「教科書はたぶん『審議会』だと思うので確認してください。申し訳ございません。」

 秘書官の補足の通り、教科書の検定を行うのは「教科用図書検定調査審議会」であり、麻生首相が再三述べた「検定委員会」なるものは存在しません。
 このような人物が首相となり「選挙目当て」に教育を語るなど、実に情けない限りです。

 せいぜい「タマは家族の一員じゃない!」という的外れな「闘い」を続けて下さい。
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