僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

エクソシスト

2016年10月13日 | 日記
最近、胸騒ぎを覚えていました。
根拠のない、不安。

何かが、起こりそう・・・。
そんな毎日を送っていました。

午前4時、家内が大きな声をあげました。

「地震よ。 起きて!」

目を覚ますと、枕もとの障子が大きな音を立てています。
『ガタガタ』という音は、しばらく続きました。

そして、大きな風切り音・・・。

地震速報は、何も告げていません。

風が吹き込んで、障子が揺れたんじゃないの。
それとも、天井裏をネズミが走っていたとか。

「それだったら、天井とか、ほかのものも音を立てるはずよ。
 枕もとの、障子だけが揺れるなんて、ありえない。」

ラップ音・・・?

そういえば、最近、家のきしむ音が、頻繁に聞こえていました。
ボロ家だから、ガタが来ているのかと思っていました。

でも、それにしては、きしみ音の数が多すぎる。

「何が、この家にいるんじゃないの?
 お祓いをした方がよくない?」

怯えた顔で、家内が私に言いました。

「あなた、確か、お祓いの資格を持っていたわよね。」

 一応は・・・。

「じゃ、すぐにしてよ。」

 僕がですか・・・?

「そうよ。エクソシストなんでしょう?」

 いや・・・その・・・そう言われても。

「できないの? 嘘つき! ペテン師!」

もう、言いたい放題です。

私は、心の中で祈りました。

今、この瞬間。
わが家に宿っている、霊魂よ。

それほどの力があるなら、
どうか、金銀財宝を、わが家に与えたまえ。

わが家を、裕福になさしめたまえ。

その瞬間、スーッと何かが退いていくのを感じました。

ふざけているように見えるかもしれませんが、
真面目な話、こんな現象は、今まで何度もありました。

『人を、不安がらせる力があるのなら、
 人を、幸福にしてください』、と。

そう願うたびに、不思議なことに、不安は去っていく。

あれ以来、わが家では障子は音を立てなくなりました。

「すごい。あなた本物のエクソシストなのね。」

いえ、いえ、実は、
窓を閉めて、風が吹き込まないようにしただけなんだけど。

エクソシスト・・・。

目に見えない何かは、この世に確かに存在すると、信じているけれど、
僕は、いつも、こうやって、願い続けます。

『どうか、私たちを幸福にしてください・・・。』
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