僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

エクソシスト 2

2016年10月16日 | 日記
午前4時・・・。
寝静まった部屋に、不気味な音が響いた。

先日、除霊?したはずの悪霊が、またやってきた。
呪いは、消えない。

戦慄が身体を貫き、布団の中で震えていた。
この家は、祟られている。

私は、自分の愚かさを痛感した。

「ガリ、ガリ!」
天井裏で、響き渡る、呪いの音。

「ねぇ、あれって・・・ネズミじゃない?」
家内が、恐る恐る、私に話しかけてきた。

ネズミ・・・そうか、悪霊の憑依した、ネズミか!

「あなたって、ホント、バカね。
 ネズミが、天井裏で何かをかじっている音なのかって、聞いているのよ。
 悪霊の正体は、ネズミだったのよ。」

エクソシスト・・・。
私は、人からこう呼ばれていた。

それが、今日は「バカ」呼ばわりかい。

・・・でも、ところで、天井裏のネズミは、何をかじっているの?
確か、あそこは、先日、駆除したスズメバチの巣があった、場所だよね。

私の頭に、ネズミにかじられている、スズメバチの無残な姿が、浮かんできた。
暗闇の中、頭だけになって、うつろなまなざしで、こちらを見つめる、スズメバチ。

「キャー。」
吐き気を抑えながら、私は布団の中で、祈った。

祟りじゃ!祟りじゃ!
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