僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

お化粧

2017年06月16日 | 日記
九州へ、月忌回向のお手伝いに行きました。

山の上にある、檀家さんのお宅にお伺いしたとき。

「車で、山の上まで、上ってこれたの?」
と、尋ねられました。

「大丈夫でしたよ」
と、私。

「そうなの、明日から『アジサイ祭り』があるから、通行止めになっているのかと、思ったわ」

「へぇ~、アジサイ祭りですか?」

「この辺りでは、すごく有名なのよ」

山の斜面に植えられた、アジサイ。
色とりどりの花が、山を染めていきます。

「・・・でも、この空梅雨でしょう。
 花が色あせているのが、残念・・・かな」

小首をかしげながら、微笑む奥様が、少女のように感じました。

山のふもとに見える、海岸。
入り江には、大小さまざまな船が行きかっていました。

その景色が、アジサイの鮮やかな色に、浮き立っていました。
一年に一度の、お化粧の日。


小雨の打たれ、小首をかしげた、アジサイ。
雨のしずくが、青や紅にとけていく。

雨のアジサイ・・・か。

夏の陽射しは、そんな僕を笑っていました。

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