昔の「星降る街」見ていたら、こんな文章が目に留まりました。
なつかしい・・・。
こんなころも、あったな。
過ぎ去った時間が、ぼんやりと浮かんできました。
子供たちが、小学校に入学したばかり。
小学一年生の時の、お話です。
◆
毎朝7時30分に、私は家内の運転する車で、家を出ます。
そして、九州へ向かう途中、いつも集団登校をする小学生の列を、追い抜きます。
五つのグループに分かれた小学生の列は、一年生を間に挟み、列の前後を最上級生が守っています。
私の子供たちは、毎朝7時10分に集合場所に行きます。
集団登校の経験がない私には、集合時間に遅れないかと、最初心配でなりませんでした。
今まで、お兄さんやお姉さんに助けられ、怪我もせずに元気に通ってくれました。
お兄さんお姉さんは、低学年で足の遅い子供に歩調を合わせてくれました。
疲れた子供の代わりに、ランドセルを持ってくれました。
傘を忘れた子供のために、自分がぬれるのもかまわず傘をさしかけてくれました。
そんな集団登校の中で、子供たちはたくさんのことを学びました。
今朝は、昨夜来からの雨が激しく降っていました。
家を出てしばらくすると、傘をさした小学生の姿が、目に入りました。
イエロー、オレンジ、ブルー、ホワイト、レッド。
色鮮やかなパラソルが、ひしめきあうように並んでいます。
ここにも、あそこにも・・・。
五月雨に咲き誇る、アジサイの花。
濡れそぼる歩道をゆれながら、たくさんのアジサイの花々が、歩いています。
私の心に無数の思いが、通り過ぎました。
年金問題。イラク戦争。
山積する諸問題に、国がゆれています。
価値観の多様化や考え方の相違。
喧々諤々。
解決の糸口さえ、見当たりません。
しかし、そんな世の中でも、決して忘れてはならない大切なことがあります。
それは、幼い子供たちが、笑顔でいられる社会を造るということ。
悲しみに打ちひしがれる子供たちを、救うとする環境や人間性を構築すること。
どうかそれだけは、この国に住むすべての人たちに忘れてほしくないのです。
くるくると回る、アジサイの花。
その花の下は、いつも微笑みで満ちあふれていますように。
寄り添うように集団登校をする小学生の姿が、私に温かい気持ちを呼び戻してくれました。
なつかしい・・・。
こんなころも、あったな。
過ぎ去った時間が、ぼんやりと浮かんできました。
子供たちが、小学校に入学したばかり。
小学一年生の時の、お話です。
◆
毎朝7時30分に、私は家内の運転する車で、家を出ます。
そして、九州へ向かう途中、いつも集団登校をする小学生の列を、追い抜きます。
五つのグループに分かれた小学生の列は、一年生を間に挟み、列の前後を最上級生が守っています。
私の子供たちは、毎朝7時10分に集合場所に行きます。
集団登校の経験がない私には、集合時間に遅れないかと、最初心配でなりませんでした。
今まで、お兄さんやお姉さんに助けられ、怪我もせずに元気に通ってくれました。
お兄さんお姉さんは、低学年で足の遅い子供に歩調を合わせてくれました。
疲れた子供の代わりに、ランドセルを持ってくれました。
傘を忘れた子供のために、自分がぬれるのもかまわず傘をさしかけてくれました。
そんな集団登校の中で、子供たちはたくさんのことを学びました。
今朝は、昨夜来からの雨が激しく降っていました。
家を出てしばらくすると、傘をさした小学生の姿が、目に入りました。
イエロー、オレンジ、ブルー、ホワイト、レッド。
色鮮やかなパラソルが、ひしめきあうように並んでいます。
ここにも、あそこにも・・・。
五月雨に咲き誇る、アジサイの花。
濡れそぼる歩道をゆれながら、たくさんのアジサイの花々が、歩いています。
私の心に無数の思いが、通り過ぎました。
年金問題。イラク戦争。
山積する諸問題に、国がゆれています。
価値観の多様化や考え方の相違。
喧々諤々。
解決の糸口さえ、見当たりません。
しかし、そんな世の中でも、決して忘れてはならない大切なことがあります。
それは、幼い子供たちが、笑顔でいられる社会を造るということ。
悲しみに打ちひしがれる子供たちを、救うとする環境や人間性を構築すること。
どうかそれだけは、この国に住むすべての人たちに忘れてほしくないのです。
くるくると回る、アジサイの花。
その花の下は、いつも微笑みで満ちあふれていますように。
寄り添うように集団登校をする小学生の姿が、私に温かい気持ちを呼び戻してくれました。