僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

役立たず

2017年07月12日 | 日記
夏の修行を来月に控え、ナオキチの心に緊張感が満ちてきました。

「ねぇ、本山の朝勤(ちょうごん)は、部経(ぶきょう)?・・・それとも要品(ようほん)?

「僕たちの時は要品だったけど、ずいぶん昔のことだからなぁ・・・」

「要品の中で、何を重点的に練習しておけばいいの? 全部かな?」

「全部練習した方がいいと思うけど・・・」

今ごろになって、なにを言っているんだと、人は思うことでしょう。
そのとおりです。

早くしておかないから、土壇場で右往左往することになる。
僕の子供だから、仕方がないか。

お経を録音したCDを、郵送することにしました。

家内に郵送を頼むと、
「この前、保険証を送ったばかりじゃないの。
 なぜ、あの時に言わなかったの。

 郵送料だって、高いのよ。
 CDを送ってあげたって、練習しないって」

あなたの言う通りです。
まるで、僕が叱られているような気持ちになりました。

その他にも、用意するものが、たくさんあります。
母ちゃん、パンフレットを見てよ。

「なんでも、私に頼らないで!
 そろいもそろって、役立たずなんだから」

いつものように、夕食後、テレビの前に毛布を敷く、家内。
やがて、静かな寝息をたて始めました。

私はひとり、食卓テーブルの椅子に、座っていました。
沈黙の、時間・・・。

「ナオキチ・・・頑張ろう!」

ひとり言は、いつまでも耳から離れようとしませんでした。
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