放射能除去と骨炭 一筋の光

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小沢氏が進める「放射能浄化」計画の仕掛け人

2012年04月25日 | 阿部博士

小沢氏が進める「放射能浄化」計画の仕掛け人

「やればいいじゃないか」

4月9日、永田町の議員会館で 男性が放射能汚染の「新しい除染方法」

について説明し終わると、民主党の小沢一郎元代表はそう語った。

新しい除染方法とは、ざっくり言えば、銀をナノレベル (10億分の1 )

まで粉砕し、コラーゲンまぜた液体を汚染された土壌などに

かけるというもの。考案者は東京都板橋区職員の(阿部宣男氏56)

阿部氏は茨城大大学院理工学部卒。

ホタルの研究論文で博士号を取得し、板橋区内の「ホタル生態環境館」

で24年間、研究に携わってきた。

除染方法についてのヒントはホタルだった。
「ホタルは光りを発するための発光細胞と反射細胞があります。

自然界が発する放射能が0、5マイクロシーベルト以上あるとその

細胞は破壊され、発光しなくなる。発光はオスの求愛にもつながる種の

保存の行為。その為、汚染地域の水質改善を研究してたどり着いたのが、

[ナノ純銀なのです。](阿部氏)

ホタルは河川などの汚染に敏感で、“自然界のガイガーカウンター”

だという。

原発事故後、緊急時迅速放射能影響予想システムSPEEDI の

情報と照らし合わせると放射能汚染が高い地域で

ホタルは激減していた。

そこで阿部氏は、水質浄化の為に使っていた技術を改良。

溶液に混ぜるナノ純銀の比率を変えながら何度も試し140回以上

もの実験を重ねた 阿部氏 ことで、除染に効果的な比率を

突き止めたという。溶液を汚染された土にかけると、

明らかに放射線量が減ったと確認されたのだ。たとえば

福島県郡山市で、汚染水3万2100ベクレルから

瞬時に82ベクレルに低減(昨年12月10日)

日本原子力開発機構(東京都市大に委託)

汚染度15万991ベクレルが

10万5676ベクレルに低減(今年3月27日)

といった測定結果を得た、これで、除染作業に貢献できると思った。

だが「さまざまな関係機関に相談しても、なぜか話しが進展しない」

と阿部氏は話す。そこで頼ったのが

「原発問題を最優先に解決すべき」との持論を

訴えていた小沢元民主党代表だった。

小沢先生は「やってみる価値はあると言ってくれた」(阿部氏)

とはいえ、党員資格停止中の小沢氏は自ら率先して動けない。

そこで「仕掛け人に指名されたのが」森裕子前副文科相。

森氏は1月末、阿部氏の相談を受けていたが、

消費税増税法案の閣議決定に造反し副文科相を辞任。

計画は白紙に戻った格好だ、森氏は言う「少しでも、除染の可能性が

あれば試みるべき。しかし役所は各部署で縦割り

「予算の枠内で」「決定した事を変えられない」などと

既得権益ばかりを守ろうとする。それを変えない限り、

放射能浄化は遠のくばかりです。

今後は自由な立場で働きかけて行きたい

除染1つにも霞ヶ関の壁が立ち塞がる。

これでは、汚染地域は浮かばれない。

 

                                                                        サンデー毎日から掲載



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