ごめり語。

ごめり・りんご・「   」

2007年10月13日 | 音楽
小尾隆さんの「Songs ~70年代アメリカン・ロックの風景~」という本を買って読んだので、その感想をふたつ記します。

ひとつめ。

<世界で一番好きなアルバムをたった1枚選ぶとしたら、僕は何のためらいもなくロニー・レイン&スリム・チャンスのデビュー作「エニィモア・フォー・エニィモア」をレコード棚から抜き出してくるだろう。>

私はこういう文章に弱い。
とても弱い。
あぁ、仲間がいるなぁ、と思う。

けれど、どうしても違和感が残る。
違和感どころか、柄にもなく、許せない、と思ってしまう。
問題は、たった一文字、「ザ」だけなのだが・・・

<・・・そんな田舎の香りをそっと運び込んでくれるような音楽を、ロニー・レインはザ・フェイシズ時代からずっと温め続けていたのだ。>

<ロニー・レーン>でも、<ロニー・レイン>でも、どっちでもいい。
<フェイセズ>でも、<フェイシズ>でも、どっちでもいい。
そういうのは単に発音の問題だと思うから。

けれど、<ザ・フェイセズ>はいけない。
<ザ・フェイセズ>には、フェイセズに対する愛がない。
愛が足りないではなく、愛がない。
一般受けする本ではなく、いわばマニア向けの本なのだから、こういうことについては厳密であって欲しいと思う。

確かに、<ザ・フェイセズ>としてツアーに出ていたことはあったのかもしれない。
しかしそれは、<ロッド・スチュワート&ザ・フェイセズ>というような、ロッドの名前を冠に入れたかったプロモーターの戦略のようなものであって、メンバーは誰ひとり、<ザ・フェイセズ>などという名前を快くは思っていなかったはず。

「First Step」「LONG PLAYER」「A nod is as good as a wink...」「OOH LA LA」どれもfaces(FACES)名義であって、どこにも<The>はない。「Coast to Coast Overture And Beginners」にしたところで、「Rod Stewart / Faces Live」なのだ。

ちなみに、「ウー・ラ・ラ」の解説で、
<ロッドは歌入れのみに参加>
と書いてあるが、これも違う。
ロッドは「Flags And Banners」で拙いギターを弾いている。
クレジットを見ればわかること。

しかし何だな、どうしてこんな小さなことで反発しちゃうのだろう。
きっと、「オレの愛の方が深いんだ!」みたいな、どうでもいい自意識なのかもしれない。
似たもの同士だからこそ、反発しちゃうんんだろうね。
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