ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「辞任して下さい」。

2014-01-30 07:43:54 | 日記
安倍首相の施政方針演説に対する各党の代表質問が、国会ではじまりました。
28日。やっぱりね、との失望を改めて確認させられました。
質問への回答というよりは、施政方針の「再度読み上げ」が多かった様で、腹立たしい限りです。

籾井勝人NHK会長の従軍慰安婦問題に関する発言について、民主党・海江田代表が行った質問への首相答弁、
『政府としてコメントすべきではない』
とは、「何これ」の感がします。
会長選任にあたっては、昨年、安倍首相の応援団と自任する作家や哲学者ら4人を、NHKの経営委員とする人事を国会で承認………等々、決して「私は知りません」と言えるものではないはずです。

もっとも、国会のあの席で
「私の「NHK経営委員」選びが間違っていました」
とは、言えるはずもありません。
でも、籾井勝人氏は、安倍晋三氏の本音の代弁者、これからも そうあって欲しいと願っているのではありませんか。
安倍首相が、「しまった」と感じたとしたら、籾井勝人氏が場所をわきまえずに口をすべらしてしまった、ということだけではなかったでしょうか。

「いかなる政治的圧力にも屈することなく、中立、公正な報道を続けてほしい」
とは、嫌みでしょうか。居直りでしょうか。

NHK経営委員会は、
「公共放送のトップとしての立場を軽んじるものといわざるをえない」
と、籾井勝人氏に厳重注意。
処分は当然ですが、甘すぎませんか。
NHKは「公共放送」です。

籾井勝人会長発言に関しては、同日までに約1800件の批判的な意見が
NHKに寄せられているそうです。
にもかかわらず、籾井勝人氏は、自らの発言に関して、
「視聴者の皆さんに誤解を招いてしまったことは大変申し訳ない」
「公共放送トップとしての重みを自覚し、今後は慎重に発言する」
などと謝罪する文書を、社内ネットワークを通じ、NHKの全職員に送付したとのこと。

私たち視聴者が、氏の発言の、どこを、何を、『誤解』したというのでしょうか。
私は、氏の発言を『誤解』などしておりません。
素直に、日本語としての言葉を受け取っただけです。
『誤解』など絶対にしておりませんから誤解の無いように。

これは、自身のNHK会長の椅子を守るための「いいわけ」ですか。
謝るべきは、視聴者に対してでしょう。
「私の見識の無さでした。つい舞い上がって、口が滑ってしまいまして………」
というべきです。

安倍首相は自身の野望の為に、籾井勝人という一人の人間を利用したに過ぎないのかもしれません。
安倍首相の、品格と見識が問われます。

視聴者の一人としては、籾井勝人会長に強く、強く申し上げます。
「辞任して下さい」。
                                 〈ゴマメのばーば〉
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