ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

花を、花瓶に挿しながら、

2017-05-15 06:33:21 | 日記
昨日は母の日。
教会では母の日にちなんでの礼拝説教を頂き、牧師先生が星野富弘さんの詩を
紹介して下さいました。

    『なずな』
                    星野富弘
    神様がたった一度だけ
    この腕を動かしてくださるとしたら
    母の肩をたたかせてもらおう
    風に揺れる
    ぺんぺん草の実を見ていたら
    そんな日が
    本当に来るような気がした

若くして思わぬ事故に遭遇し、手足の自由を失ってしまった星野富弘さんの、
優しい思いにあふれたこの詩は、私の好きな詩の一つです。

長姉が亡くなって10日になりました。
一旦回復して元気だった姉でしたが、誤飲性の肺炎を起こして逝ってしまったとのこと。
身近な家族だけで お別れしました。

亡くなる前に、本当に良く尽くしてくれた甥の連れ合いの名前を呼んだ、と聞きました。
それは、姉の、最後の「ありがとう」だったと思います。
お香典は、甥の携わっているユニセフに、という甥夫婦の提言でした。
姉も、喜んでいると思います。

姉と私は母が異なります。
姉が数え2歳の頃、母親が不治の病に罹り亡くなったと聞いております。
行年23歳だったと。
以前、思い出話として姉から聞いたことですが、幼い我が子との別れが間近いことを
知った自分の母親が、我が子を抱きたくて呼び寄せても、幼い姉は、病床に臥せって
いる母の姿が何かしら疎ましく思われたものか、あまり近づかなかったそうです。
(幼い者は生理的にそうした感情を抱くのかもしれません)
姉は、そうしたことを思い出して、
「母は、きっと淋しかったと思う」
と、話してくれたのでした。

行年96歳。
母親の4倍も生きた姉は、あちらの世界で、実母と、どんな 出会いをしたものかしら、
と考えますと、悲しく淋しくはありますが、
〈あぁ、姉は お母ちゃんと会ったのだ〉
と、何かホッとした気持ちにもなれるのです。
幼児姿の姉は「お母ちゃん」と言って走り寄ったかも、
まだ若いお母さんも、両手を広げて幼い姉を抱きしめたかも、
そう思うと、懐かしい様な 嬉しい様な気がして涙がこぼれました。

教会から、カーネーションの小さな花束を頂いて帰って来ました。
花を、花瓶に挿しながら、
〈母になって、祖母になって、曽祖母にもなれました〉
と、私も、逝って56年になる母に報告しました。
母への懐かしさがジーンと音を立てたような。

これから私の生きられる日々の数などに想いを馳せ、
今月の残りの日々は、自身を見つめ直して過ごそうかと。
ブログも、暫し、お休みかなぁ。
                             〈ゴマメのばーば〉
ジャンル:
ウェブログ
コメント (8)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 懐かしい者たちの所へ帰る、... | トップ | 『Jアラート』の不快音が聴... »
最近の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も👼 (雀(から))
2017-05-15 08:51:28
昨日は母のこと❤祖母のこと❤思うだけで、お経もあげずに終わりました🙏
母のように思ってる方に御馳走しようと思ったら逆に御赤飯を作ってきてくれました🙋おばあちゃんになっている友人やテニス帰りに寄ってくれた友人達と話しながらも親の恩を思いました👼
こんにちは。 (ゴマメのばーば)
2017-05-15 14:29:56
(雀(から))さま。
知人の方々が、寄ってくださったのですね。
よかった。
雨が降ったせいか木々の緑は鮮やかになっていますが、今日は、何となく雲も低く垂れこめて、鬱陶しい天候です。
コメントありがとうございました。
曇り空です (A.S(たわごと的オピニオンの))
2017-05-15 15:03:42
こんにちは。
本日は曇空ですが空気がしっとりとして過ごしやすいです。
お姉様との別れの寂しさに包まれた日々だったのでしょうね。そして身も心も疲れが出てきているのでしょうか。静養が何よりです。出来るならなるべく何もしないで思索も控えめに時の流れの中で無に近い時間を過ごされる事が良いのかも。でもなかなか難しいのでしょうけど。
5月も半ばになりました。このしっとりとした空気感、五月晴れも良いけど曇や雨の日も良い日和だと思うときがしばしばです。
人生にはいろいろな事が待ち受けているものですね。 (Taka ちゃん)
2017-05-15 19:00:28
ほんとに、ば~ばさんもこの辺で一息入れられる
のも、有りかな~と思います。
ブログ再開の日を待っております。
Unknown (ゴマメのばーば)
2017-05-15 20:39:19
 (A.S(たわごと的オピニオンの))さま。
そうなんです。
少々、疲れを取りこんでいるのかもしれません。
とは言っても、〈ゴマメの歯ぎしり〉、しなければしないで、また〈腹ふくるるわざ〉ともなって、まったく 厄介な性格だと。
でも、ここは、やっぱり静かに5月の緑に浸かっていることが必要なのかもしれません。
コメント、ありがたく頂戴いたしました。
こんばんは。 (ゴマメのばーば)
2017-05-15 20:46:38
 (Taka ちゃん)さま。
たしかに、一休さんでなくても、「一休み」が大切なのかもしれません。
今日は、久しぶりに、エレクトーンを いじってみました。
知床旅情も、弾いてみました。
コメント、ありがたく頂戴いたしました。
長姉様とその母様に (takezii)
2017-05-16 07:56:35
纏わるお話、
ゴマメのばーば様ならずとも ジンときてしまいます。
人間、いつかは死んでしまいますが あの世で 母子兄弟が 再会出来ると考えれば それはまた うれしくも なりますね。
他人事ならずで、
「生きられる日々の数などに想いを馳せ」 暮らしている 爺さんです。
これからも ゴマメのばーば様の すばらしいご文 楽しみにしています。
こんにちは。 (ゴマメのばーば)
2017-05-16 10:31:17
 (takezii)さま。
淋しい思いもありますが、先立つ順番から言えば、「上」
と言うとこらかもしれません。
ちょっと、ブログへのアップを お休みしておりましたが、きっと、「のんびり やんなさいよ」という姉からのメッセージとも思えますので、ゆっくりするつもりです。
あなた様も お元気で お過ごし下さいませ。
よいお友達もいらっしゃることですし。
コメント ありがとうございました。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。