ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「でも、素っ気ない感じ」 「スタミナ ツカナイ!」

2017-02-10 06:28:51 | 日記
  《だれもが心身ともに健康でありたいと思います。
   一人の力では おおきなことはできませんが、少なくとも自分を守るというのが、
   「一汁一菜でよいという提案」です。
   うまくいけば家族、健康、美しい暮らし、心の充実、
   実現するべき仕事を支える「要」になるかもしれません。
   人間は食事によって生き、自然や社会、他の人々とつながってきたのです。
   食事はすべてのはじまり。
   生きることと料理することはセットです。
   …………………………
   …………………………
   暮らしにおいて大切なことは、自分自身の心の置き場、
   心地よい場所に帰ってくる生活のリズムを作ることだと思います。
   その柱となるのが食事です。
   一日、一日、必ず自分がコントロールしているところへ帰ってくることです。
   それには一汁一菜です。
   一汁一菜とは、ご飯を中心とした汁と菜(おかず)。
   その原点を「ご飯、味噌汁、漬物」とする食事の型です。》

《土井善晴 著『一汁一菜でよいという提案』 
     2016・10・25 (株)グラフィック社刊》
から、少々長い引用をさせていただきました。
著者の土井善晴氏は、私の好きな料理研究家です。
テレビ等で、料理の作り方を優しい言葉づかいで教えて下さる氏の姿を見るだけで、
暖かい料理を食べた気分になってしまいます。

テレビも、グルメ志向番組が多く、タレントの方などが、一様な表現で、
「おいしいー」
「ジューシー」
などと連発されますと、ヘソマガリな私は、「私は、食べなくとも けっこうです」
と、言ってしまいそうになるのです。

「一汁一菜」に、賛辞と同感の言葉を知り合いの若い方達に話してみました。
「うーん」
「でも、素っ気ない感じ」
「スタミナ ツカナイ!」
男性からは、
「で、お酒は?」
などとの応え。
「健康のためには、いいんでしょうね」
と丁寧に答えてくれた方は、多分、高齢者の私を立ててくださったのでしょう。

何を、どう食べるのか、それは人によって異なります。
それは それとして大切なことだと思います。

でも、「一汁一菜でよいという提案」、私は すんなり受け入れることが出来ました。
  《人間は食事によって生き、自然や社会、他の人々とつながってきたのです。
   食事はすべてのはじまり。
   生きることと料理することはセットです。》
そうです そうです。
まだ「春は名のみ」の季節ですが、あったかーい気持ちに充たされた〈ばーば〉でした。

地のモノではありませんが、今日フキノトウを買ってきました。
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