ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

《現在と呼ぶ古い作り土の中に、》

2016-11-20 06:24:05 | 日記
JAの直販所で、冬の草花の苗を数種類買ってきました。
70円~150円程度のポットの苗を12個。
プランターに3個ずつ植えました。

花は、よく目にするもので、寒さや雪にも強いことは知っていますが、
恥ずかしながら、名前は知りません。
知っていたのは「葉ボタン」だけでした。

小さなシャベルで植え終わってみますと、いっぱしの園芸家になった気分です。
苗が根を下ろして、花がしっかり咲きだす前に、
私のなかでは、もう、「満足」という花が咲いたようなものですから。
あとは、クリスマス・お正月を迎えるだけ…………そして 節分、そんな気分です。

もう紅葉も終わって、まだらに赤い葉っぱをつけている庭のドウダンや、
まだ紫の実を ところどころに残している紫式部を眺めながら、
穏やかな午後の ひと時を過ごしました。

私の好きな作家カレル・チャペックの著書「園芸家12か月」。
〈11月の園芸家〉からの抜粋です。

  《わたしたちが現在と呼ぶ古い作り土の中に、
   どんなにたくさんの太った白い芽がぐんぐん伸びているか、
   どんなにたくさんの種がこっそり芽を吹き、
   どんなにたくさんの古い挿木苗が、
   いつかはかがやかしい生命に燃え上がる一つの芽となって、生きているか、
   もしもわたしたちがそれを見ることができたとしたら、
   秘められた将来の繁栄をわたしたちのなかにながめることができたとしたら、
   おそらくわたしたちは言うだろう。
   ―――おれたちのさびしさや、おれたちのうたがいなんてものは、
   まったくナンセンスだ。
   いちばん肝心なのは生きた人間であるということ、
   つまり育つ人間であるということだ、と。》
                    (小松太郎 訳)

たった、数本の草花の苗で、すっかり〈園芸家気取り〉になってしまいました。
秋は、日が短くて寂しいのですが、
「小春日和」のような気分になれることもあるのです。

カラスが帰って行きます。
 3羽 4羽 5羽…………。
飛行機雲が、空をカットしていきました。
                         〈ゴマメのばーば〉
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2 コメント

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こんにちは (tempo1078)
2016-11-20 16:37:38
生命あるものは
いずれは必ず滅します、

だからこその
世代の継承。

これが
生物界の理ですね。

アガラうことなく
自然体が一番だと思うのですが、
そこは凡人のワタクシ、
物欲、煩悩が消えません。
こんばんは。 (ゴマメのばーば)
2016-11-20 19:37:01
コメントありがとうございました。

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