ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

地下空間に、何があり、何が出てくるのか。

2016-09-18 06:18:53 | 日記
「豊洲市場」
盛り土は東京都からの提案だったとか報じられています。
石原元知事は、2008年の定例記者会見で「地下にコンクリートの箱を埋める」案に
言及していたとか。
安全問題は もちろんのこと、オリンピックの環境整備もあり、
すでに移転を見越しての対応を済ませた企業もあるとか。
早く、解決してほしいものです。

〈豊洲市場の地下空間に、何があり、何が出てくるのか、怖―いハナシだ〉
と、どなたかが言ってました。

怖さは違いますが、「お江戸」には、昔から怖い話が沢山あるようでして、ハイ。
「空間・箱」から思い出した杉浦日向子著『百物語』から一つ。
おおまかな、あらすじの再話です。

    長持ちの中の話
                 (百物語 其の二十二)
    番長に住む医者から聞いた話とか。
    その屋敷には六歳になる息女がいたと。
    おとなしい娘で、いつも一人遊びをしていたそうな。

    ある日、門付けの一座が屋敷の表を通った。
    「チャンチキ チャンチキ スッチャン チャン」 
    鳴り物の音を聞いて娘は庭へ降りようとした。
    が、
    『軽々しきこと なりません』
    と、奥方から諫められた。
    にもかかわらず、娘は三味線や唄などのする方へと、
    回廊を駆け出したそうな。

    その後を乳母が追ったところ、娘は廊下脇の部屋へ駆け込んだようす。
    乳母が その部屋を覗くと、ちょうど 一つの長持ちの蓋が
    ゆっくりと 閉じるところだった。

    乳母が笑いながら長持ちの蓋をのけてみると…………、
    中は空(から)。

    《家中驚きて
    雪隠から縁下、庭中、井戸、隈なく探せども知れず。
    近隣を尋ぬれども知れず》
    《加持祈祷など 様々に手を尽くせど 更に験なし》

    そして、一年ほど経ったある日のこと…………、
    奥方が、件の部屋前を通った時、
    長持ちの蓋が、
    「ゴト……」
    っと、少し開いたそうな。
    「ガタリ」
    と蓋を開けますと、娘が………、
    目をパッチリと開けて、あの時のままの姿かたちで。

    《姫の様子に 変わりなく 
    問うてもただ この中でうとうとした心地がする  とばかりで
    一向に覚えがない ようであった》
    《その後は 別のこともなく 
    今は十五、六歳にも なっているという》

怖がりやなくせに、〈ばーば〉は、こんなハナシが大好きです。
でも、大東京・豊洲市場の空間は、「怖い話」で済ますわけには行きません。

「箱」という空間は、古来 何かしら謎めいて、何か怖さが。
『玉手箱』
『パンドラの箱』なども。
                              〈ゴマメのばーば〉
ジャンル:
ウェブログ
コメント (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 残念です。裁判所は政府の追... | トップ | 《宇宙の沈黙に》 »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ほんとうにそう思います、 (takaちゃん)
2016-09-18 08:07:37
政"まつりごと"や、民の幸せを実現するのが
政治家の、本来の責務として選ばれし者であ
るはずが、なぜか己の利や思想で間違つた方
向に行く政治家が、なんと多いことでしょう。。。まるで豊洲の地下空間の様です。!
何が出てくることやら。
パンドラの箱?を開けたら、少しでも希望の
光が見えてくれば良いのにと、思うばかりです。
我が国の民主主義の創造期にも、勿論、利己
に走った権力者もいた様ですが、政に対する
真摯な姿勢の政治家が多かった様ですね!
国民、都民の総意を汲んだ死後とをしっかり
としてもらいたいものです。
こんにちは。 (ゴマメのばーば)
2016-09-18 14:42:41
(takaちゃん)さま。
こんにちは。
大都会だからこそ、暗い闇の部分も沢山抱えているのかもしれません。
秋晴れの お日様が見たいなー、と思わせられる日が続いています。
コメントありがとうございました。

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。