多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

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重厚な芝居で若手が活躍…歌舞伎座四月歌舞伎

2017-04-04 | Weblog
歌舞伎座の四月大歌舞伎、観ました。

昼の部の最初『醍醐の花見』ですが、お花見シーズンだからでしょう。

ただウマイヘタより問題は作品自体の中身。

踊りの小品集みたいでこれという山場のない作品です。

『伊勢音頭恋寝刃』ですが、染五郎の福岡貢は適役。万野の猿之助・料理人喜助の松也・お紺の梅枝も成功。

三人とのそれぞれの特色が出ていて新鮮でした。

歌舞伎座でこの芝居なら万野は魁春・お紺は雀右衛門あたりのイメージでしょうけれど、世代交代というか若手が伸びています。

『熊谷陣屋』は幸四郎の直実がソツのない芝居で引っ張っていましたがやや元気がないのが気になるところ。

あと弥陀六の左團次が好演でした。

夜の部の最初は『傾城反魂香』です。
吉右衛門の又平が衰えを見せないというか磨きがかかっていました。

というか菊之助のおとくも圧倒的で吉右衛門ともいい組み合わせ、この役柄に向いているのでしょう。

『帯屋』はあまりかからない芝居ですが、お半と丁稚長吉の壱太郎が出色で芝居のメリハリをつけていました。

最後の『奴道成寺』は猿之助が男踊りにしたのが成功していて、変な女形でないのがうまくいっていました。

全体、重厚な演目ですが若手の新鮮さでマンネリ化させないのがよかった。
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