親友のお母さんが亡くなったのは、
約 3年前の春先だった。
肝臓が悪いとは知っていたけど
それが 癌になり入退院を繰り返していた。
入退院を繰り返していたのは、後で知ったけど
親友からお母さんが入院をした、と連絡が入った時
自分に出来ることを考えてみた。
お金は、包みたくなかった。
お母さんが気付くから。
何か 気分が少しでも晴れるような・・・
そう 花だ。
花見の季節でもあったけど 病室から見えるのは 空だけ。
花見ができたら楽しいだろうな、と思った。
お見舞いに包む金額を持って
勤務先近くの花屋に向った。
今から病院に行きます。
相手は、60過ぎの女性です。
彼女が元気になるようなお花を作ってください。
小さな花かごを持って病院へと向った。
病室でお花見しましょう♪
久しぶりに会ったおばちゃんは、小さくなっていた。
胸にこみ上げてくるものを 必死に堪えて
話したいことを話して、おばちゃんの声を沢山きいた。
おばちゃんは、気付いていたんだと思う。
いつも来ない人たちが 沢山会いに来たから。
そして、逝かれた。
お通夜に行った時に 親友が言った言葉が忘れられない。
お母さんが
お花きれいだね〜って
きれいな花だね〜って
毎日見ながら 喜んでたんだ
ありがとう。
もう 二人とも涙で言葉が浮かばなかった。
あの日もこの日も雨だった。
毎日通り過ぎる あの花屋。
雨の日の夜に通ると思い出す。
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