golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ブラームス「ハイドンの主題による変奏曲」ジュリーニ

2009-02-28 22:57:32 | Weblog
土曜日の夜とか、旅番組が好きでついつい見てしまいます。

風光明媚な風景や珍しい名所旧跡も見ていて楽しいですが、温泉に浸かって夕げの膳というのがやはりクライマックス。

料理は山海の美味がバラエティーに富んで供されるのが一般的ですが、「○○尽くし」と土地の名産品が色々な調理法を変えて出される場合もありますよね。

例えば、「鮪尽くし」で鮪の燻製のお通しに始まり、鮪の刺身、鮪の天ぷら、メインは鮪ステーキ…といった感じ。(「鮪尽くし」など食べたこと無いので、料理内容は想像ですが(笑))

本日は、こちら「ワニの湯温泉」にようこそいらっしゃいました。こちらが菊の間でございます。当地ではワニが名産でございまして、ワニ尽くしでおもてなしさせて頂きます。

まずは、お食事前に温泉は如何ですか。

そう先ずは温泉だよね。こちらの温泉はどんな特徴があるの?

泉質としては単純食塩泉ですが、全国でもここだけという珍しいことがございます。

ほう~、いったい何だろう?

男女混浴でございます。

今日は若い女性客がたくさんいたよね(ニタッ)。

お客様勘違いなさらないでください。男湯にはワニのメスが放し飼いになっております。ワニと一緒に温泉に入れるなんて世界中でもここだけでございます。是非珍しい温泉を堪能されてください。

ただ、時々温泉に行かれたままお戻りになられないお客様もいらっしゃいます。一体皆さんどちらに行かれてしまったものか?不思議にそんな日の翌日は湯の中にたくさんの骨が落ちているんですよ。

お客様も是非お食事前にいらっしゃいませ。

ゴホンゴホンゴホン、ああどうも風邪引いちゃったみたいだ。今日は温泉は遠慮しておくよ。

いやお客様、風邪の時こそワニ温泉は良いのですよ。ワニの体から出るエキスの溶け込んだ温泉に入れば、風邪なんか一発で治っちゃいますよ。ぜひぜひ。

いやあ~、お腹も空いたので食事をお願いするよ。

そうですか、じゃあすぐ料理をお持ち致しますので、少々お待ちください。

いやあ、とんでも無いとこ来ちゃったよ。今晩は早く寝て、明日朝メシ食ったら早いとこ帰ろう。

どうもお待たせ致しました。当旅館の名物料理、ワニの活き造りをお持ち致しました。あっ!こら、暴れるんじゃない!いけない、飛び出しちゃったよ!

お客さ~ん!じゃあこれで失礼しますから、噛まれない様気を付けてくださいね~。後で骨片付けに来ますから。

(菊の間は、ワニの骨か人間の骨、どっちを片付けることになるのかなあ…?)

カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(GRAMMOPHON盤)

この「○○尽くし」って、音楽で言うと変奏曲ですね。

刺身が主題で、後は色々な料理に変奏されて行く。明快で変化に富んだ大好きな形式です。

しかし実は、ブラームスの管弦楽曲はちょっと苦手。交響曲は4曲とも大好きだというのに。

それで苦手克服ということもあり、今日は大好きなジュリーニの指揮で大好きな変奏曲形式のこの曲を繰り返し聴いております。

交響曲の感動とはちょっと良さというか、楽しみ方が異なるのでしょうか。

繰り返し聴いていたら、段々に楽しめる感じはして来ましたが、まだ交響曲の域には達しておりません。

前にも書いたことがありますが、ブラームスは交響曲以外はいくつかの曲を除くとどうもちょっと苦手な為でしょうか?単なる聴かず嫌い?

交響曲が大好きなだけに自分にとって不思議な作曲家であります。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ












ベートーヴェン「ピアノソナタ第1 1番」リル

2009-02-27 23:01:04 | Weblog
若い頃、ベートーヴェンのピアノソナタは29番以後の4曲だけあれば他はいらん!くらいに思っていましたっけ。

しかし、その4曲は何にも替えがたいピアノ曲でもありました。

更に言えば、その演奏はポリーニでなけりゃ!でしたね。

そんなことで、ベートーヴェンのピアノソナタ全集を入手したのは比較的最近、6~7年前のことでしょうか。

今だに全集はこの廉価盤しか持っておりません。

初期、中期の作品は聴き込みの足りない曲もありますが、改めて聴いてみるとなかなか素晴らしい作品がありますね。

演奏しているのは、知名度低いピアニストですが、チャイコフスキーコンクールの覇者。

どっしりしたなかなかに力強い男性的なベートーヴェンを聴かせてくれます。

海で働く男達の様な…?

ジョン・リル(ピアノ)(BRILLIANT CLASSICS盤)

第1楽章アレグロ・コン・ブリオ
荒らくれ男の昆布漁だぜ。華やか快活な音楽。家に帰ったら、昆布とブリを一緒に煮て「昆布ブリ」を作ろう。酒のツマミに旨いぞ。心弾むなあ。

第2楽章アダージョ・コン・モルト・エスプレシオーネ
あたしゃ、ここんとこモルト・エスプレッソにはまっているよ。
メシ食い終わったら、エスプレッソにモルトウイスキーを垂らして飲むんだ。穏やかな癒しの時間だぜ。

第3楽章メヌエット
目抜通りはこの時間も華やかだな。え~と、今何時?

第4楽章ロンド
お腹一杯になって、眼がドロ~ンとして来ちゃったんじゃない。
ドロンドロンドロンドロン…、転がる様にイキイキと、元気出してシャキっとね。

明日の漁に備えて、ちゃんとリールをチェックしなきゃだめだよ。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ








メシアン「彼方の閃光」ラトル

2009-02-26 22:53:20 | Weblog
皆さん、こそこそっと買ったCDとかってありませんでしょうか?

―――

このダイヤ貰おうか。

こちらの品でございますね。先日、アラブの石油王の方もご覧になって、これで10億円を切るとは破格だとおっしゃって頂きました。当店でも通常は17、8億円なのですが、今回「景気回復祈念特別セール」ということで9億8千万円の超特別価格でご提供させて頂いております。本日お持ち帰りになりますか?そうであればサービスでガードマンを5、6人付けさせて頂きます。もし荷物が邪魔だとおっしゃるのであれば宅配便でお送り致します。その場合代金は代引きで結構でございます。いかが致しましょうか?

こんな高額の品を宅配で送るなよ。ところで金額だけど、9億8千万円?

はい、9億8千万円でございます。もしお高いということであれば、ここは清水の舞台から飛び降りたつもりで、9億7千9百9十万円位であれば私の裁量で何とか致します。ただそれ以上となると、店長と相談しないと何とも…。

全然清水の舞台から飛び降りてないよ。値引きの交渉じゃ無くて、桁間違っていたかなと思って。9億8千万円ですか。9千8百万円の間違いじゃないですよね?

はい、10億を切ったところで9億8千万円でございます。

いやあ、最近歳のせいか眼が悪くなって。(正札を確認して)ああ確かに9億8千万円だ。今日は近所にビルを一つ買いに来たんだけれど、思ったより安く買えて1億ちょっと余っちゃったから家内に手土産でもと思ったんだよ。9億8千万円でも買って買えない金額じゃないけど、株価が下落しちゃってるでしょ、ちょっと今は厳しいなあ。また今度来るよ。

それではまたのご来店お待ちしております。

いやあ、恥掻いた(汗)。9千8百万円だったらすぐ買えたのに、まさか一桁上とは思わなかったよ。


…なあんて、言ってみたいものです。

―――

さて、現実庶民に戻りましょう。

このCD買ったのは3年ほど前だったでしょうか。

いくらだったか良く覚えていなかったですが、ワゴンセールの輸入盤で最近の録音にしては随分安い値札が付いておりました。

話を分かりやすくするために、ここでは仮に、1,050円だったとします。

同じワゴンに同じCDが何枚かあったのですが、何故かいずれも高い値札(ここでは借りに1,890円だったとします)

貧乏人の私としては、これ誰にも渡すものか!と1,050円のCDを握りしめる訳です。

一方、小心者の私としては、値札が間違っているのではとの疑念も抱くのであります。

お客様、こちらの品は1,890円になりますが宜しいでしょうか?

なんてレジで言われたらどうしよう、どうしようと思ったりする訳です。

そんなところに、クレーマーの私が登場します。

えっ、なんで~~。ここに1,050円って書いてあるじゃねえか。これは誇大広告かよ、お宅はまやかしの商売やってお客を騙してるってこと!

3人の私がどうしようか思案している所に、なあなあの私が登場して、CDをレジに持って行ってしまいました。

店員が他の値段の物があるって気付かない内に買って、早く店を退散しちゃえばいいんだよ。

実際には、POSシステムで商売管理されており、店員が気が付かなきゃ…なんてことは通用しないのですが、そんなことには考えが及ばない訳ですね。

レジを済ませると素早く店を出て、帰宅の電車に乗りホッと胸を撫で下ろしました。ここまで来りゃ、追っ手は来ないな。

何にも悪い事していないのに(笑)。

サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(EMI盤)

1.栄光あるキリストの出現
2.ケンタウルス座
3.コトドリと結婚の街
4.刻印された選ばれし者
5.愛にとどまる
6.7つのトランペットと7人の天使
7.そして神はことごとく涙をぬぐい去ってくださる
8.星々と栄光
9.生命の樹に宿る鳥たちの喜び
10.神の道
11.キリスト、楽園の光

オリビエ・メシアン(1908~1992)晩年の名品です。

メシアンは鳥の鳴き声を研究しその成果を作品に取り入れていますが、この曲も例に漏れません。

メシアンにとって、鳥、神、音楽は類義語だったのではないか、などと今朝聴きながら思いました。

現代曲ですから、明確なメロディはありませんし、鳥の声を基にした複雑なリズムの旋律も多く登場しますが、オーケストラは不思議に明るく優しく響きます。

メシアンの魂が到達した、彼岸の境地なのでしょうか。

春に聴くに相応しい曲と思いました。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

ホセ「ギター・ソナタ」ベドコワスカ=ハン

2009-02-25 20:40:57 | Weblog
詩とかには全く縁の無い粗野な私ではありますが…。

高校時代、国語の教科書に載っていたスペインの詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898~1936)の音楽的なリズム感溢れる詩が妙に気に入り、ロルカ詩集(勿論、日本語訳)を購入したことがありましたっけ。

その当時、何故だかホーフマンスタール詩集なんて物も買いました。読まなかったけど。

もしかしたら、今後一生、詩集などというものは縁がないかも知れないですね。

蒙古タンメン中本は、今後いったい何食食べることか想像も尽きませんが(笑)。

また行っちゃいました~。今日は麺超大盛。

ベアタ・ベドコワスカ=ハン(ギター)(ARS MUSICI盤)

昨日、Y楽器(敢えてアルファベットにする必要無いか、山野楽器(銀座))のクリアランスセールで調達したCD。500円!

前から欲しかった、アントニオ・ホセ(1902~1936)のギター・ソナタが入っており、知らないギタリストではありましたが迷わず購入。

モーリス・ラベルに将来を嘱望されたが、スペイン内戦のさなか、拷問の末虐殺された悲劇の作曲家。享年弱冠33歳。

友人ロルカと同年、同様にファシストに命を奪われました。

近年まで殆んど知られていなかった作曲家。

そのホセの代表作と言われる約20分のギター曲。最近何種か録音が出ており、日本を代表する名ギタリストの一人、鈴木大介さんの名演もあります。

第1楽章アレグロ・モデラート
詩情溢れるオシャレな音楽。スペインというより、おフランスの雰囲気。

第2楽章メヌエット
オシャレながらもちょっとヒネリも利いたメヌエット。といっても難解さとは無縁。素敵なブランド物でアクセントにちょっと幾何学模様が入っているといったレベルですからご安心を。

第3楽章パバーヌ・トリステ
孔雀の舞という本来の意味を想起させる優美で気高いパバーヌ。

第4楽章フィナーレ
カッコイイ音楽。ラスゲアード(かき鳴らし)によるリズム感と快速なメロディが、フランスではなくスペインの作曲家の手になる作品であることを思い起こしてくれます。
中間部は夢見る音楽。
そしてまたノリの良い音楽が戻り終曲。

初めて知った女性ギタリストですが、柔らかい美音と確かな技巧でこの曲の真価を伝えてくれています。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

シューマン「女の愛と生涯」マティス、エッシェンバッハ

2009-02-24 22:00:39 | Weblog
「無意識の意識」というものでしょうか?

それとも単なる偶然でしょうか?

その日聴くCD(ブログ記事にする物)は前夜ディスクマンに装填することもありますが、むしろ朝出勤前の慌ただしい中でセットすることが多い状況です。

たまたま取り出し易い位置にあったり、ふと思い付いたCDを携えて家を出ます。

正確に言うと、これ以外に10枚ほどのCDも鞄に入れていて、一人での外出時などに聴きますが。

今朝は、最初別の曲のCDのつもりでしたが、整理が悪いと言うか全く未整理の為見付からない!

ふと目に付いたのがこれ。

好きな曲ですし、マティスの素敵な歌声を久々聴きたい。迷わずこれに致しました。

しかし、伴奏ピアニストが誰だったかは、記憶から完全に飛んでおりましたね。

通常、ブログ記事を書くためライナーノーツも持参。

通勤のバスで、ピアニスト名を見て驚愕。

エッシェンバッハ!

昨夜、蒙古タンメン中本 池袋店に行った後、HMVに寄りました。

店内にマーラーの復活が流れております。

気になるといつも、レジのところに飾ってあるCDを見に行きます。

エッシェンバッハ指揮の新譜でした。

私、エッシェンバッハのCDって確かこのCDぐらいしか持っていなかったはずですが。

何だか空恐ろしい様な出来事でした。

エディト・マティス(ソプラノ)、クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ)(GRAMMOPHON盤)

シューマンの「歌曲の年」1840年に作曲された、次の8曲から成る連作歌曲集。

1.彼に会って以来
2.彼は誰よりも素晴らしい人
3.分からない、信じられない
4.わたしの指の指輪よ
5.手伝って、妹たち
6.やさしい人、あなたは見つめる
7.わたしの心に、わたしの胸に
8.今、あなたは初めてわたしを悲しませる

未来の夫との出会い、結婚から死別までが描かれています。

悲しい結末の曲集ですが、2、5、7曲など女性のときめきが伝わって来ますし、他の曲も静かな美しさに包まれています。

マティスの慎ましやかでありながら、凜とした澄んだ美声を聴いていたら、何故か「大和撫子」という死語?を思い出してしまいました。

エッシェンバッハの新鮮で清潔なピアノも、この曲、マティスの歌にぴったりです。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

【ブログ1周年記念】バッハ「ゴールドベルク変奏曲」レオンハルト

2009-02-23 22:35:42 | Weblog
今日は、当ブログ1周年記念。自分へのプレゼントは写真の品であります(笑)。

思えば1年前の2月23日、何となくブログ作ってみるべぇかと始めて早1年。

昨年祖母が亡くなった時に数日、飲んで書けなかった数日(昨日もそのパターン)を除けば、お陰様で毎日続けることが出来ております。

元々は毎日書くつもりなど毛頭無く、週に2、3回も更新出来ればと思っていました。

今までの人生に於いて、嫌々書いた(ほんと苦痛でした)小学校の夏休みの宿題以外、日記など神に誓って一回たりとも書いた事がありませんでした。

こんな私にとって、これは奇跡以外の何物でもありません。

これもひとえに皆様のご支援のお陰です。どうも有難うございます。

アクセス数もまだまだ決して多くはありませんが、当初の頃と比較すると大幅に増え、またブログ村「クラシック音楽鑑賞」ランキングでも上位にランクインさせて頂き感謝致しております。

そして、コメントをたくさん頂けるようになった事が大変励みになっております。

音楽や演奏の事に申し訳程度しか触れていない、毎度馬鹿馬鹿しいブログではございますが、今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)(Deutsche Harmonia Mundi盤)

最初のブログ記事がそうだった事もあり、節目の時はこの曲「ゴールドベルク変奏曲」!

大好きなバッハの曲の中でも特に好きな曲の一つです。

この演奏は昔LPで聴いておりましたが、DHM50枚BOXに入っており久々の聴取。

1976年のレオンハルトとしては3回目の録音です。

CDでは1965年の録音がこの曲の愛聴盤の一つ。オリジナル演奏の大御所レオンハルトが一切奇を衒わず弾いた、いわば楷書のゴールドベルク。

今日、久しぶりに1976年盤を聴いてみましたが、LP時代の印象通り!楽器の所為もあるのでしょうが、こちらの方が響きに艶が増した感じ。こちらも楷書の演奏ではありますが、墨をちょっと色味の着いた物にしてみましたといったところでしょうか。1965年盤よりゆとりを増した演奏とも言えそうです。

1965年盤の方がレオンハルトらしい気もするし、1976年盤の音色の美しさも魅力的だし、甲乙付けがたい2つの録音です。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ







グレゴリオ聖歌集/シロス修道院合唱団

2009-02-23 08:14:55 | Weblog
昨日はゴルフで、4時40分起きでした。

前夜寝たのは0時30分頃でしたが、好きなことなのでさしたる苦痛も無くすぐ起きられました。

昨日のゴルフ、スコアは相変わらず悪かったですが、自然(ゴルフ場は人工には人工ですが)の中で球を打つのはいつもながら爽快でありました。

ショットが思ったように飛んだり、ロングパットが決まったり(本日1回のみ)すると、凄く嬉しいです。

この歓びと爽快感が麻薬なのかな?

なかなか上手くならないけど(笑)。

ところで、冒頭に記したよう、昨朝は「4:40」に目覚ましを掛けて起きました。まあ、正確には目覚ましがなってから4、5分ボ~っとしてから起きたのですが。

目覚ましを「4:30」では無く、「4:40」にセットするのが重要なポイント。

もう少し寝たい、間に合う時間、の微妙な狭間。

30分とか、00分の区切り良い時間でセットされる方のほうが多いのかも知れませんが、私は5分単位派。

5:50とか6:15とかにも良くセットしますね。

朝の5分10分は貴重ですから。少しでも長く寝たいじゃありませんか。

帰宅したのは、20時頃だったのですが、帰りに飲んじゃったのがいけません。横になっていたら、そのまま寝込んでしまい、眼が覚めたのは0時前。

よって、昨日更新出来ませんでした。

目覚ましは22:00に掛けてはいたのですが(笑)。

イスマエル・フェルナンデス・デ・ラ・クエスタ指揮シロス修道院合唱団(EMI盤)

1.入祭唱:幼な子われらに生まれ
2.交唱及び詩篇99:処女、王をば生みぬ
3.続唱:めでたし、世の望みなるマリアよ
4.昇階唱:すべての者らの瞳が
5.賛歌:来たれ、造物主なる聖霊
6.アレルヤ唱:試練に耐うる者は幸いなり
7.昇階唱:正しき者の唇は
8.入祭唱:主の聖霊は地上に満つ
9.トロープス:善きことの泉なる主よ
10.昇階唱:われ、いかに嬉しきかな
11.賛歌:陽の出ずる地の果てより
12.昇階唱:キリストはわれらがため死のもとにすら
13.交唱及び詩篇132:新しき訓えを汝らに与えん
14.応唱:われら、死への道程の半ばに

グレゴリオ聖歌から上記の14曲が収録されています。

例によって、ブックオフ250円もの。

LP以来、グレゴリオ聖歌の良い音源を持っていなかったので、かねてより欲しいと思っておりましたところに定評のあるシロス盤を激安発見。

素朴な歌い廻しで、グレゴリオ聖歌の伝統を伝えてくれている様に思います。

この音源、LPで出た時、話題になった記憶がありましたが、シロス修道院の母国スペインでは、発売当初全ジャンルのヒットチャートNo.1になったそうです。

グレゴリオ聖歌のCD、他にどんな良い演奏があるか、最近の情報分かっていないので、また色々探してみようかとこの素晴らしい演奏を聴きながら思いました。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ






ドビュッシー「交響組曲《春》」ブーレーズ

2009-02-21 21:52:39 | Weblog
春っていつからですか?

今日は日差しは春めいているのですが、風はまだ冷たい1日でありました。

春になった!って皆さん一体何を基準に判断されているのでしょうか?ふと疑問が湧きました。

Q.春っていつからですか?

A.春一番が吹いたら(気象予報士)

A.春一番を聴いたら(キャンディーズファン(古ぅ~))

A.立春になったら(または3月(4月)になったら)(形式主義者)

A.志望校に合格したら(受験生)

A.いわばしる垂水の上にさわらびを見つけたら(志貴皇子)

A.カレシ(または、カノジョ)が出来たら(若者)

A.オープン戦が始まったら(プロ野球ファン)

A.北極の春がメニューに加わったら(モンゴリアン)

A.花粉症が始まったら(私)

皆さんの春の判断基準はどんなことですか?

ピエール・ブーレーズ指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(CBS/SONY盤)

この曲、今までクロード・ドビュッシー(1862~1918)の完全オリジナルと思っていました。

CD初期の頃に買ったこの盤の解説には1887年の作と書いてあります。そして、オーケストラパートの失われた同名の「春」という管弦楽つき合唱曲(1882年作)もあるとの注もあります。

ところが、今Wikipediaを見ていたら、1887年にまず2台のピアノと合唱付の版を作曲。その後オーケストレーションを完成したが、製本所の火災でそれを焼失。1912年にドビュッシーの指示でアンリ・ビュッセルという人が、ピアノと合唱版から合唱部分もオーケストラで奏するようにしてオーケストレーションを完成させた曲、とのこと。

となると、ドビュッシーオリジナルじゃ無いってこと?

クラシック原理主義者としては大変気になります。

今度調べてみないといけませんね。

ドビュッシー初期の作品で、まだ印象主義のドビュッシーらしさがやや希薄ですが、春らしい茫洋とした雰囲気を持った曲です。

組曲とはなっていますが、2楽章のみで合計約16分の短い曲。

決して傑作という訳ではありませんが、初春に微睡みながら聴くのには良いかもしれません。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

ビーバー「ロザリオのソナタ」マンゼ

2009-02-20 21:16:23 | Weblog
マンセー!マンセー!

思わず両手を挙げて、そう叫びそうになっちゃいました、このCDをY楽器で見付けた時。

この曲、以前当ブログで取り上げました。

昨年、レイター盤(BRILLIANT CLASSICS)で初めて知り超感激。今までなんでこんな素晴らしい曲を聴き逃していたのだろう?私の今までの人生は一体何だったのだろうか、と思った作品。

レイター盤も大変素晴らしい演奏でこれだけでも十二分に満足行くものでしたが、他のヴァイオニストがどう演奏しているのかも、是非聴いてみたくなりました。

レツボア盤が素晴らしいと伺っておりますが、まずはバロック・ヴァイオリンの名手マンゼ盤が是非欲しい。

しかし、高い!

最近、激安BOX盤や中古盤に金銭感覚及び財布が麻痺してしまい、2枚組4千数百円は何とも「お大臣価格」。

ですから、ショップの店頭でいつも指をくわえて放心状態でこのCDを眺めておりました。

ワイもいつかは銭貯めてこのCDこうたるでぇ~!

と強く心に誓っていたのであります。(それほど大袈裟なことか)

ところが、先日Y楽器のセールで2,540円(税込)!を発見。

マンセー!マンセー!

ようやくマンゼ盤が自分の物になったのであります。

アンドルー・マンゼ(ヴァイオリン)、リチャード・エガー(オルガン、ハープシコード)、アリソン・マクギリヴレイ(チェロ)(Harmonia Mundi France盤)

チェコ出身の作曲家ハインリッヒ・ビーバー(1644~1704)が聖母マリアの生涯の15の秘蹟を15曲のヴァイオリンソナタとして描いた作品なのですが、そもそもキリスト教の知識が無いのでその意義については分かりません。

しかし、静かな中にも独特の迫力でドラマが迫って来て、門外漢でも圧倒されてしまいます。

ただ、決して取っ付きにくい曲ではなく、優しい美しさを湛え、ヴァイオリンの超絶技巧を感覚的に楽しみながら聴くことが出来る作品。

バッハのシャコンヌの先駆のような曲もあれば、モーツァルトとも一脈通ずるような優美さの曲もあるし、パガニーニの神掛かりも聴けます。

ヴァイオリン音楽の全てがここにある!と言ったら言い過ぎでしょうか?

スコルダトゥーラといって変則調弦を多用。何しろ第1曲と終曲が標準である以外は全て調弦が異なるそうで何ともヴァイオリニスト泣かせ。

しかし、名手マンゼはこの難曲をなんなく弾きこなしています。上品な甘さの澄んだヴァイオリンの音が何とも美しく春のよう。

こうやってマンゼの名盤聴いていると、レツボア盤も欲しくなって来ました。

だいぶ熱い演奏だそうで、この曲のまた違った素晴らしい面を知ることが出来そうですので。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ