ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「疫学的な環境整備が、子豚育成の良否を決める」

2017-05-17 08:51:58 | 日記
 養豚農業経営に形態を変えてから、20年以上になります。それ以前は、関東東山地区における経営指標としては、繁殖豚12頭、種雄豚1頭が1経営単位でした。 技術指標としては、子豚の育成が重点課題となっていました。現在は経営技術も高度化して、飼養頭数も100頭から数百頭規模へと大型化しており、生産単位も一腹当たり年間24頭に達しております。しかし、残念なことは、子豚育成において体重が20~30kg以内でなくなっていることです。 肉豚出荷数に関しては、生後1ヶ月齢、または離乳時、30kg到達時といった育成時期ごとではなく、ト-タルで一腹当たり年間24頭以上を指標としています。 養豚農業経営の鍵は、子豚半作にあります。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スを利用することによって、分娩数が12頭以上であり、かつ丈夫であることが第一に認められます。 手でつかむと、皮膚は固太りのコリッとした感触で、被毛ともにしっかりとしたツヤがあり、力強い手触りです。 これは活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スが、母親の胎内で感化されてくるからであり、免疫賦活作用が備わるためと考えられます。 それに加えて、生後3日齢で、タンパク同化ホルモンのマクロビン1ml、鉄剤1mlの注射をすることは必須条件です。これは特に早発性、または大腸菌性の白痢様下痢症に対する予防および前治療的役割を果たします。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの感化により、これらの処置をスム-ズに行うことができ、子豚の生理的な働きに同化しやすいことが、結果から所見として認められます。 生後の初期に基本的なことをやっておけば、あとは温度と湿度の管理です。特に温度には敏感な子豚のことですから、十分な管理が必要となります。 そして疫学的な環境整備も欠かすことができません。豚舎周辺に、1坪当たり5kgの石灰散布を年2回以上、豚舎内には床面から2mくらいの高さまで石灰乳を塗りますが、これは豚舎内の豚の移動時ごとに実施します。これらがきちんとなされているか否かで、子豚の育成の良否がわかります。 ところで4月から、豚コレラの予防接種がなくなる地域が増えきます。それとともにHACCPの原点ともいえる疫学的なものの見方がとわれることになります。 疫学とは、疾病・事故・健康状態について、地域・職域などの集団を対象として原因や発生条件を統計的に明らかにする学問であります。 伝染病の研究から始まり、現在では公害や災害などの問題が対象にされていますが、その起源はギリシャのヒポクラテスの時代までさかのぼるのです。 疫学研究でよく知られるのが、イギリスの疫学者ジョン・スノ-の研究である「コレラの伝播様式の解明(1855年)」であります。 その昔、コレラが大流行した時に、病人がいる家を地図で塗りつぶしたところ、特定の井戸を使っていることが発見され、病気が広がるのをくい止めるのに役立ちました。これはコレラ菌が発見される約30年前のことです。 現在、生活習慣病予防の指導に用いられている喫煙と肺ガンの関係や、食塩の摂取量と血圧の関係などは、こうした疫学研究の結果といえるのです
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