ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「繁殖率を上げ、高品質な豚肉を」

2017-06-19 09:06:15 | 日記
 佐賀県武雄市の養豚農家、久保信幸さん(当時36才)は、繁殖成績でJA武雄市管内のトップを誇る。年間平均で母豚の出産回数は2.3回、一腹当たり産子数も13頭と、いずれも県平均を上回る。繁殖率を上げ、質の高い肉を作るため、えさに活性酵素を加えるなどの工夫をしている。敷料にはおかくずより安いもみ殻を利用して、低コスト化を図る。管内の若手リ-ダ-としての期待も大きい。「技術改善や環境対策に力を入れて、健康でおいしい肉を消費者に提供したい」と意欲を燃やす。 久保さんは、農業高校を卒業後、同市内の大規模養豚農家で三年間研修して就農。スタ-トは母豚40頭で、年々増頭してきた。現在、母豚60頭、種豚4頭の一貫経営で、年間約千三百頭の肉豚を出荷。同JA養豚部会12人のうち、肉豚生産に取り組んむ9人で「若楠ポ-ク生産組合」を結成、統一ブランド「若楠ポ-ク」として売り出して入る。えさの工夫は、4、5年前から独自に取り組んできた。「従来の配合飼料に、大豆原料の活性酵素を混ぜて与えたところ、繁殖や子豚育成に良い効果が出た。悪臭もなくなった」と久保さん。酵素には、飼料中のたんぱく質の消化・吸収をよくして、ふんの悪臭を抑え、生理的な機能代謝を活性化させる働きもあるという。 母豚の出産回数は2.3回(県平均2.0回)となり、一腹当たり産子頭数も県平均10頭を上回る13頭に伸びた。悪臭防止にも役立っている。久保さんは「健康体になって産子数も増えてきた」と手ごたいを感じている。天然ミネラルも配合し、「臭みのない、おいしい肉に仕上がる」と自信を見せる。地元Aコ-プに足を運び、肉質チェックや、消費者の評価を聞くように努める。 同JA管内の養豚農家戸数はピ-ク時の十分一まで落ち込み、現在十二戸。高齢化や後継者不足に加え、養豚は固定費が大きいため、経営が厳しくなり飼養中止する農家が相次いだ。そんな中、久保さんは数少ない若手の後継者で、地域の期待も大きい。 同JAは「勉強家で、経営感覚にも優れている。若手農家、地域のけん引役として、管内の養豚を盛り上げててほしい」(畜産家)と期待している。
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