ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「ゴ-ルデンエ-スで、環境型保全畜産技術」

2017-05-09 08:28:22 | 日記
豚を100頭以上飼養している農家は、豚尿を素堀りの溜め池などに放流できなくなることが、法律で規制されることになりました。このような経営の大型化に伴い、養豚農家に求められるふん尿処理と悪臭対策への対応は厳しさを増しています。 これに関して、平成10年8月5日付けの日本経済新聞に神奈川県伊勢原農業改良普及所がふん尿処理の実態を調査した興味深い記事が載っていましたので、紹介したいと思います。 この記事では、経営基盤の弱い農家のため、放線菌を利用して良質な堆肥生産と消臭を行っている養豚経営を取り上げています。農家が堆肥化施設を造るには多額の投資が必要ですが、この養豚場では、①消臭目的の飼料添加物10kg4000円。②ふん尿液肥化に使用する廃水処理菌1kg当たり三万円。③液肥化のための発酵放線菌1kg当たり3万円・・の三種類の放線菌を使用しています。 種豚豚房は固液分離式なので、固体分を分離、米ぬかで水分調節した後で、発酵放線菌を豚ぷん1リ-ポ-メイトルにつき1kg混ぜて種堆肥を作ります。完成した堆肥は、半分を常に種堆肥として戻して良質な堆肥を作るようにします。液分は浄化処理されます。 肥育豚房はふん尿混合型で、豚舎下が尿ピッチになっています。ここでオ-バ-フロ-されたものが、二つの貯蔵槽には廃水処理菌が三ヶ月に1回500g投入されます。 この養豚場の場合、月に六万円の放線菌代がかかっていますが、十五万円かかっていた衛生費が五万円に減ったので、効果はおおきとのことです。また、特別に高価な施設を造る必要もないことから取り組みやすいようです。ただし、自分の目で効果を見ないと納得しにくいこと、放線菌を上手に維持しないと失敗することがあるので、普及には時間がかかるだろうと記事は締めてありました。 そこで我田引水ですが、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スならばどうでしょうか。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、放線菌のように不安定(殺菌汚染のこと)ではなく、またふん尿処理だけというように、独立した問題には限定されてはいません。 第一に、豚の生理機能を活性化させ、飼料の利用を高めるので、疾病の発生を激減させて、衛生費、特に抗生物質、抗菌剤などの高額な薬品代をゼロ近くにします。 次に、発情再帰では五日で種付けを可能にし、年間一腹は二十頭以上(二十四頭)。育成率は肉豚出荷が示す通りです。当然、経営の各部門で好成績を残します。 その上で悪臭公害はなくなり、ふん尿処理では尿や洗浄汚水の処理のため特別に、沈殿槽に5kgの袋を、穴をいくつか開けておくだけです。それだけ、水質汚泥法にあるBODやCOD、SSなどの基準の三分の一に減少します。また、大腸菌についても、汚水1ml中に3~4000個あったものが3個ほどになったという検査結果も出ています。 ふん尿処理だけに資金を投入するほど、養豚経営にはゆとりはなく、公害だけを考えた見方は、反省する必要があるでしょう。臭いがなく、ハエもいないのは当たり前のことで、まず豚舎周辺にミミズのいない環境をつくらなければ、何をやってもだめでしょう。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-ス使うのはそれからです。

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