
〜あらすじ〜
文化祭目前のある日、生徒たちが登校すると、目つきの悪いピンクのペンギンとも天使ともつかないイラストが描かれた貼り紙が目に飛び込んできた。
別館中に貼られた、部活にちなんだ様々な怡好の“天使”を不思議に思いつつも、手の込んだ悪戯かと気を抜いていると……。
〜感想〜
個人的にプッシュしている新鋭のシリーズ第四弾。今度は長編。
巻を重ねるごとにトリック・描写ともに順調に腕を上げている印象だが、今回もまずリーダビリティは抜群。
先輩・後輩取り揃えたギャルゲー並のモテっぷりの、ワトスン役としては(推理能力以外の部分で)破格のスペックを誇る葉山くんを軸に、レギュラーキャラと濃すぎる新キャラが入り乱れて会話するだけでも満足。
というか草食系・巻き込まれ型・窮地に場慣れ・妹よりも小柄・男の娘、と葉山くんは完全にヒロインの役どころを喰ってしまっていると思うんだ。
それはともかく密室トリックはなんてことない強度だが、各所にちらばめられた、微妙に噛み合わない違和感の正体が、思いも寄らないところから降って湧くトリックによって解かれる点は秀逸。
弱めの密室トリックも、物語の全体像の縮図(超ネタバレ→密室トリックも物語全体に仕掛けられた叙述トリックも、時系列と視点をずらすことで成立している)となっているのが面白い。
(トリックについてさらにネタバレ→特に天使のポスターの署名(一度目の事件で現れた模倣犯に対する留意)に関する叙述トリックには唸った。叙述トリックの使い方として、これは新機軸ではなかろうか)
終わってみれば、長編としてはやや短い分量にきっちりと収まり、無駄な描写の一つとてない端正な青春ミステリに仕上がっている。
もうそれだけで作品として成立しそうな、熱のこもったあとがきももちろん見どころ。
似鳥鶏、いよいよ今年こそブレイクなるか。
11.12.25
評価:★★★★ 8
文化祭目前のある日、生徒たちが登校すると、目つきの悪いピンクのペンギンとも天使ともつかないイラストが描かれた貼り紙が目に飛び込んできた。
別館中に貼られた、部活にちなんだ様々な怡好の“天使”を不思議に思いつつも、手の込んだ悪戯かと気を抜いていると……。
〜感想〜
個人的にプッシュしている新鋭のシリーズ第四弾。今度は長編。
巻を重ねるごとにトリック・描写ともに順調に腕を上げている印象だが、今回もまずリーダビリティは抜群。
先輩・後輩取り揃えたギャルゲー並のモテっぷりの、ワトスン役としては(推理能力以外の部分で)破格のスペックを誇る葉山くんを軸に、レギュラーキャラと濃すぎる新キャラが入り乱れて会話するだけでも満足。
というか草食系・巻き込まれ型・窮地に場慣れ・妹よりも小柄・男の娘、と葉山くんは完全にヒロインの役どころを喰ってしまっていると思うんだ。
それはともかく密室トリックはなんてことない強度だが、各所にちらばめられた、微妙に噛み合わない違和感の正体が、思いも寄らないところから降って湧くトリックによって解かれる点は秀逸。
弱めの密室トリックも、物語の全体像の縮図(超ネタバレ→密室トリックも物語全体に仕掛けられた叙述トリックも、時系列と視点をずらすことで成立している)となっているのが面白い。
(トリックについてさらにネタバレ→特に天使のポスターの署名(一度目の事件で現れた模倣犯に対する留意)に関する叙述トリックには唸った。叙述トリックの使い方として、これは新機軸ではなかろうか)
終わってみれば、長編としてはやや短い分量にきっちりと収まり、無駄な描写の一つとてない端正な青春ミステリに仕上がっている。
もうそれだけで作品として成立しそうな、熱のこもったあとがきももちろん見どころ。
似鳥鶏、いよいよ今年こそブレイクなるか。
11.12.25
評価:★★★★ 8










というか草食系・巻き込まれ型・窮地に場慣れ・妹よりも小柄・男の娘、と葉山くんは完全にヒロインの役どころを喰ってしまっていると思うんだ。
え、最近の男の子ってそんなもんでしょ。と一瞬思ってしまいました(笑)。
今回は事件全体の仕掛けもありながら文化祭の描写も良く、文化祭前にいるであろうシニカルに眺めてる人、文化祭で目立たない人がいつも以上に張り切ってしまう人や事件に挑む葉山君や柳瀬さんが生きている感じも含めて楽しませてもらいました。後個人的には最初に天使のイラストを乗っけたことによりバリエーション様々な天使のイラストを想像出来やすいこともポイントが高かったです。
とりあえずよっしゃ。と思ったら、やられた! なんて感覚です。
しかし、このラストだと、この後の話も含め次の展開が気になってしまうのも仕方ありません。なんかネタバレになるので言えないこの感覚がもどかしいです。別のシリーズも書く予定があるらしいですけど、似鶏さんには次もこのシリーズをお願いしたいです。ブレイクを期待しましょう。
最近の男の子ってそんなもんって、ユキユリさんの周りはどんだけハイスペック男子が群がってんだよ……。
それはともかく似鳥鶏は書くたびに腕を上げてますね。四つくらい間違えば漫画化やドラマ化されてもいいと思うんですが。まず一つ間違えて売れることを祈りましょう。
完全にブログをサボってますが、ペルソナ4もちゃんと観てますのでそのうち一気に更新したいと思います。
最近のフィクションの男子って草食系や巻き込まれ型や男の娘のヒロイン体質ばっかりじゃないですか(確実に偏見)。
4つくらい間違えば・・・ってどんだけ間違えるんですか!? 2と3は一体!!
「さよなら」とこれは傑作なのでもっと多くのミステリ好きやそうでない人達にも見られることを祈りましょう。
追伸
ペルソナ4のアニメ面白いです(ギャグパート全部がカオスの極みでした)。でも友達は絵が苦手だと言うので見てくれません(同じカオス要素含む探偵物でもみんなミルキィホームズの方に走っています)。更新待っています。
期待してますようふふ
返信を忘れて気がついたら三週間も経ってました。生きててすみません! ペルソナ感想は絶対書きますよ!
>>名無しさん
ブログを更新してないどころか読書自体をほとんどしてない有様なのに、参考にしていただいてすみません。
3月から本気出しますんで、気長にお待ちくださいませ〜。