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埋もれた名作RPG

2004年08月10日 | ゲーム
火曜日のテーマは『ゲーム』です。
先週の「スペランカー」からうってかわり、今回は遊べるゲームを紹介したいと思います。(いやスペランカーもある意味十分遊べますが)

この世には、ものすごく出来が良かったのに、てんで評判にならず、歴史の闇に葬られ、浮かばれずに自縛霊となった名作ゲームが数多くあります。それらの霊は夜な夜なスクウェアエニックスの本社に現れ呪(以下略)
そんな中でも、これは「スーファミ史上最高傑作RPG」と自信を持って紹介するのが
『エストポリス伝記2』機種:SFC メーカー:タイトー 95年発売     です!!

きっとご存じの方は少ないでしょう。しかし、これこそが某DQや某FFをもしのぐ、ひょっとするとスーファミに限らず全RPG中でも最大最高の傑作だと、僕は声を大にして叫びます!!

このゲームは、一言でいえば「あらゆるRPGのいいとこどり」です。身もフタもない言い方をすれば、究極のパクリ作品です。パクリからオリジナリティーを生みだし、最高の形に昇華させたのが、この『エストポリス伝記2』です。

1:ゲームシステム
ダンジョンは「ゼルダの伝説」のような、パズル的な仕掛けが満載です。「ゼルダ」と違うところは、アクションの腕が全く必要なく、純粋に頭だけで謎を解く、知的な作りになっているところです。この難易度がまた絶妙で、難しすぎずやさしすぎず、試行錯誤すれば必ず解けるようになっています。また、詰まった場合はその場でいつでもやり直せる親切設計で、安心して謎解きに集中できます。

2:ストーリー
とにかくセリフ回しがうまい。各キャラクターの個性が立っていて、ユーモアセンスも抜群です。物語はほぼ1本道ですが、その分「いまなにをすればいいのか?」と迷うこともなく、ストレスなく進められます。『伝記』の名にふさわしい壮大なスケールの物語にも圧倒されます。

3:戦闘
マップ上ではエンカウント方式ですが、ダンジョン中では敵の姿が見えていて、さわると戦闘シーンに切り替わります。また、この敵が常に動き回っているわけではなく、こちらが1歩動くとむこうも1歩動く、いわゆる「不思議のダンジョン」方式です。敵は一定の法則で動いていますので、見切れば回避も簡単、戦闘なしでサクサク進んでいけます。
戦闘はよくあるコマンド入力式で、バランスがまた絶妙。普通に進めていれば、ボス戦は適度に苦戦しながらも、だいたい勝てますし、ボスの前には必ずセーブポイントと体力・魔力回復ポイントがあります。

4:おまけ要素
なんといってもこれが本作を名作たらしめている点です。まず、カジノがあるのは当たり前。カプセルモンスター育成、7つそろえれば願いが叶うドラゴンエッグ集め、とどめに入るたびに構造が変わるまさに「不思議のダンジョン」まで完備されています!
この「不思議のダンジョン」こと「いにしえの洞窟」が、これだけでも1本のゲームとして楽しめるほどの完成度で、冗談ではなく1000回遊べてしまえること請け合いです。
また、本編を1度クリアすれば、戦闘後の獲得経験値・お金が4倍になるモードが、2度クリアすれば「いにしえの洞窟」だけを好きなキャラの組み合わせで楽しめるモードまで遊べてしまいます!!

これだけなにからなにまでそろったRPGが、いまだかつて存在したでしょうか?(反語)ちなみに僕は5回クリアしました。
『エストポリス伝記2』・・・超オススメです!

※しかし現実は悲しいかな、予定されていた次回作の話は立ち消え、ニンテンドウパワーでの書き換えなし(1は入ってるのに)、僕の家のソフトは電池切れでセーブできずと、『エストポ2(通称)』は絶滅の危機に瀕しています。やってみたい!と思われた方、申しわけありませんでしたw

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