どうも日本人は、と言うより日本のサラリーマン諸氏は、忙しいという事に生きがいを感じ過ぎていないだろうか。だから「お忙しいところ申し訳ありません」とか、「お忙しいでしょうね」とかが、目上の人や得意先に対するお定まりの謙譲語になっている。
ある人は、予定表がビッシリ埋まっている手帳を得意げにみせる。またある人は、やりたいことは沢山あるけど、忙しくてやる暇がないよ。といって嘆いてみせる。
確かに窓際族のように、暇で暇でしょうがない人に比べれば、忙しいほうがマシかもしれない。ただそれにしたって、たかが会社の中だけで忙しいのであって、個人的或いは社会的に忙しい訳ではないだろう。もしかすると、会社以外の部分では、全く閑人なのかもしれないのだ。
まあこんなことでムキになる必要もないのだが、ある人が「今度飲みに行かないか」と誘うから、翌朝が辛いので「出来れば金曜日にして欲しい」とお願いしたところ。金曜は1年先でも絶対ダメだという。
もしかして、NOVAにでも通っているのかと聞くと、「万一上司に誘われた場合に断れないから」という回答だった。そもそもこのおじさんが上司に誘われるのって、年に2回位なんだぜ。
これを聞いて驚き、失望して、もうこいつとは絶対飲みに行くものかと決意した。
時間なんて言うものは、自分自身が創り出すものではないか。あとはプライオリティーの問題だけである。だからこんな失礼な話はないのだ。
誠実な人ならば、特別な場合を除いて、約束は早いもの順に優先するはずだろう。一体こんな決断も出来ずに、忙しい忙しいと叫んでいるサラリーマンこそ、定年後は粗大ゴミと罵られ、女房から三下半をつき付けられるのだろうね。
あ~ヤダヤダ、しかし日本のサラリーマンには、なんでこういうオヤジ達が多いのだろうか。
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