極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

爆弾低気圧の解

2017年01月24日 | 環境工学システム論

 

 

 

 

            「私は」ではなく「我々は」を考えることが大切。

                                       ピーター・ドラッガー

                       
               

                          Peter Ferdinand Drucker
                                    Nov. 19, 1909 - Nov. 11, 2005
 

 



【爆弾低気圧の黒幕は黒潮 ? 】

● 大雪で立ち往生する車両 鳥取県智頭町

24日、大雪が続く鳥取県内は同県智頭町や江府町などの国道や自動車道で動けなくなる車が続
出した。県や国土交通省、西日本高速道路によると、一時3百台以上が立ち往生し、車両の移動
や除雪作業を急いだ。気象庁は同日夕まで大雪への警戒を呼び掛けている。昨年夏に鳥取自動車
西栗倉インターチェンジ付近の事故の車両渋滞に巻き込まれた所で(『山陰海岸国立公園 鳥取
砂丘』2016.08.17)、道路幅員の狭さに辟易し、ディズニーチャンネルの「フィニアスとファー
ブ」のハインツ・ドゥーフェンシュマーツ博士(Dr. Heinz Doofenshmirtz)のセリフの「呪ってや
る~」のシーンが過ぎる(貧相な道路設計問題でなく大雪が原因なのだが)。

  Dr. Heinz Doofenshmirtz

  Jan. 21, 2017

黒潮が爆弾低気圧と大気循環に及ぼす影響の概念図

そうではなく、この背景、つまり、大雪の背景に爆弾低気圧の黒幕は黒潮にあるのだというのだ。
それによると、冬に暴風雪をもたらす爆弾低気圧は、日本列島の太平洋岸を北東に流れる暖流・
黒潮が熱帯海域から運び込んだ熱をエネルギー源として生まれることが、北大大学院理学研究院
の見延庄士郎教授(地球惑星科学)と海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)の吉田聡研究員(
北大卒)の共同研究で初めて確認し、21日付の米国気象学会の専門誌ジャーナル・オブ・クラ
イメート(電子版)に論文が掲載されている(「北海道新聞」2017.01.21)。

ここで、爆弾低気圧とは温帯低気圧のうち、札幌と同じ緯度の北緯43度付近では中心気圧が1
日で19ヘクトパスカル以上急低下するものと定義される。見延教授らは81年9月~01年8
月の20年間、人工衛星が観測した海面水温をスーパーコンピューター「地球シミュレータ」で
解析。その結果、低気圧が黒潮の上を通過する際、黒潮が熱帯の海から運び込んだ熱を水蒸気と
して取り込むことで、低気圧中心付近の降水量や降雪量が増加。水蒸気が雨や雪に変わる時に発
生する熱をエネルギー源として爆弾低気圧が急発達する仕組みを明らかにできたことを公表。

これまで、エルニーニョ現象に代表されるように、熱帯では海洋が大気循環を駆動することが知
られていたが、中緯度域では大気が海洋を駆動するという考えが一般的だったが、近年の衛星観
測の充実やスーパーコンピュータの発達により、熱帯から中緯度に流れ込む黒潮やメキシコ湾流
に代表される暖流によって海面水温が急激に変化する領域「海面水温前線」上では、中緯度にお
いても海洋が大気に影響を及ぼすことが明らかになってきたが、社会にも大きな影響を与える爆
弾低気圧については、黒潮・黒潮続流域に集中して発生することは知られていたが、黒潮・黒潮
続流が影響して、爆弾低気圧が生じているのかどうかは未解明であった。

つまり、同研究グループは、JAMSTEC(海洋研究開発機構)のスーパーコンピュータ「地球シミ
ュレータ」を用いた全球大気モデルでの黒潮有無実験により、短時間で急速に発達する「爆弾低
気圧」を黒潮が日本付近に集中させていることを発見、
また、この爆弾低気圧の集中が下流の北
東太平洋上でのジェット気流の南北蛇行を引き起こし、北米西岸やハワイ付近の降水量に影響す
るメカニズムを世界で初めて提唱――黒潮が熱帯から運び込んだ熱が爆弾低気圧のエネルギー源
となって北太平洋の大気循環と降水分布に影響を与えていることを示した。

この研究の成果により、地球の気候がどのように形成されているかの理解を大きく進めるととも
に、今後、黒潮やメキシコ湾流などの暖流と大気との相互作用の研究や、将来予測実験における
中緯度気候場の信頼性研究に大きな影響を与えることが予想できる。尚
、本研究はMEXT科研費
(新学術領域研究「中緯度海洋と気候」計画研究の一環として実施される。
   Jan. 23, 2017

● 里山薪ストーブ普及事業構想

滋賀県の湖東部の里山を活動中心として 簡単に言えば「里山薪・ペレットストーブ事業」を通
し、持続可能な豊かな地域社会を創生し、地域社会に貢献する(事業理念)。そんなことを新年
には入り考えていた。事業を実現するための関連技術レベルは容易くはないがさほど難しくない。
というのも、全国で薪ストーブの普及活動は展開され、実績も十分にある。ただ、個人的な理由
とオールバイオマス・システムの具体的実践してみたという思いの2つが動機になっている。前
者は、寒くなると、近江八幡市にある水ヶ浜の「シャーレ」にある情緒豊かな薪ストーブを囲み
飲食する楽しむことを体で覚えてしまったことによる。後者は、今までブログで掲載してきた諸
々の理念やビジョンとして掲載してきたことによる。また、その事業イメージの特徴を簡単に書
くと、①生態学的配慮と過当競争をさけるために、50×50キロ平方メートルに1つのNPO(非
営利事業)セルを設立。②事業対象を会員・非会員の双方で組織化し下図の事業から構成活動す
る、③年次計画を策定し設計・施工及び燃料と装置を製造し、④設備補修・メンテナンス・管理
を行い、⑤燃料販売、また、設備の撤去・リサイクル(燃え殻灰などの回収再利用)を行うとい
うもの。

 


まぁ~、堅いことはここまでとして、事業の特徴は次の通り。

  1. ストーブは、薪とペレットしているが、より自然環境に近い薪ストーブを事業コアに置く
  2. 薪は、火力が強く、着火速度が速く、木酢(蟻酸)・酢酸などで防腐剤処理した燻薪(く
    んしん)を燃料とし、木酢も薪からつくる※
  3. 薪ストーブの選択・設置はオーダーメイド。タイプは、標準型とオプション型(近遠赤外
    線遮蔽板あるいは波長変換起電板付属)
  4. 燻薪製造方法は発酵方式(発酵熱:加熱温度60~70℃にて乾燥、補助加熱:薪燃焼で
    150~250℃)にて乾燥、燃料の大鋸屑は薪裁断加工(加工法は割愛)や米糠などを
    ブレンドし使用、
  5. 燻薪はネットワーク注文で配送し燃え殻の灰は回収し再利用商品化(詳細は割愛)
  6. 膜ストーブは「推奨するパッシブ住宅」での使用を前提とし、冷房システムも相談・指導、
    「里山ゼロエネルギー住宅」(詳細割愛)の普及促進
     

※・特開2015-040275  木炭スラリー燃料、その製造方法及びその製造装置 三井造船株式会社
 ・特開2014-218626  木酢液の製造方法及び木酢液の使用方法 有限会社オフイスヨコオ
 ・特開2010-155913  木本類の不完全燃焼ガスの製造方法、不完全燃焼ガス、木酢、融雪剤、
  蟻酸金属塩混合物の製造方法、蟻酸金属塩混合物 株式会社 小野建設
  
※ 発酵乾燥方法


JP 2013-127349 A 2013.6.27 

※ 注釈及びリンク

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  1. 2016年01月19日:静かなブーム「薪ストーブ」後悔しないための心得  日本経済新聞
  2. 発酵風呂とは 酵素風呂のラニオラビーチフロン
  3. ECO2 フォーラム, 環境工学研究所 WEEF特集|里山薪・ペレットストーブ事業(案)環
    境工学研究所 WEEF
  4. 2016年01月22日:情緒豊かでも手ごわい、薪ストーブは「ポジションが命」 日本経済新聞
  5. 2014年10月09日:京都発の小型ペレットストーブ日本経済新聞
  6. 2014年12月25日:「薪」復権、きっかけは震災
    ピザ人気も追い風 日本経済新聞
  7. 2017年04月11日:薪ビジネスは成り立つのか? (その他ビジネス ) - 薪ストーブと野菜作
  8. 薪ストーブライフをご提案する薪ストーブ住宅コンサルティング エンフリー(埼玉・東京
    ・神奈川・群馬・栃木・茨城・山梨・長野)
  9. 薪・ペレットストーブの購入・設置に対して助成を行います/猪名川町
  10. 新着情報 | 富山の断熱工事・防水工事・温水暖房・ペレットストーブはアイラ断熱工業株
    式会社
  11. ペレットストーブってどんなものですか?近藤鉄工
  12. ペレットストーブとは|京都ペレット町家ヒノコ 

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   ● 今夜の一曲

ラヴェル: 弦楽四重奏曲 String Quartet, in F

『弦楽四重奏曲 ヘ長調』は、モーリス・ラヴェルが1902年12月から1903年4月にかけて作曲した
室内楽曲。1904年3月5日にエマン四重奏団(Le Quatuor Heyman)によって初演。のちに多少手を
入れた上で、1910年に出版。敬愛する師ガブリエル・フォーレに献呈。
ラヴェル2作目の室内楽。
ドビュッシーはラヴェルのこの作品に熱狂的な賛辞を送り、ラヴェルに終楽章を改訂せぬように
説得し次のように進言する。
 

「音楽の神々の名とわが名にかけて、あなたの四重奏曲を一音符たりともいじってはいけません」 

しかしながらラヴェルは、出版にあたって作品全体を改訂して、より構築感が高まるようにした。
弦楽四重奏曲は難しく、作曲家が成熟期を迎えるまでに手懸けることは滅多にないが、当時まだ
27歳のラヴェルはその作曲に挑んで、この楽種の傑作を示す。
以下の4つの楽章から成り、全
曲を通し演奏に約30分を要し、フランク楽派の伝統を受け入れて循環形式をひかえめに援用し、
作品の自然な統一感をもたせることに成功していると評される。

  1. Allegro moderato (アレグロ・モデラート、ヘ長調)
  2. Assez vif. Très rythmé (十分に活き活きと。きわめてリズミカルに。イ短調)
  3. Très lent (きわめて緩やかに、主部は変ト長調)
  4. Vif et agité (活き活きと、激しく、ヘ長調)
     

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