極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

水素水の大河

2016年07月17日 | デジタル革命渦論

 

           

         昔のことと今のこと、実相に近いことをちゃんと言えて、考えられている、
         
そういう人がいたら、それは教養のある人だと言える。


                                                                     

                              Takaaki Yoshimoto 25 Nov, 1924 - 16 Mar, 2012 

 

Truck Plows Into Crowds Celebrating Bastille Day 7/15/2016 4:08AM  The Wall Street  Joyrnal

Crowds rejoice; Failed coup strengthens Turkey's president Jul 17, 2016 Mail Online

【秋葉原通り魔事件/二・二六事件/応仁の乱/世界第三次大戦】

この暑さで彼女が初期熱中症の体調不良でバタバタする。わたしは?昨日から腰痛が再発で活動自粛。そ
の間、南シナ海仲裁裁定、
フランス革命記念日の惨事、トルコでクーデターと大きな出来事が続き、秋葉
原通り魔事件→二・二六事件→応仁の乱が頭を過ぎり、そして、世界第三次大戦も起こりうるのではと極
めて悲観的なシナリオを起想させたのだから不思議なもの。さて、テーマはその話ではなく、「電解水素
水の草津メロン:オールソーラーシステムを農業革命へ」(『トレーンと未来のジャズ』2016.07.14)の
続き。



● センサ工学の此岸:7つの環境情報を得られるセンサ

15日、オムロンは7つの環境情報を取得できる「環境センサ」の法人向け発売を開始。取得できる情報
は、温度と湿度、気圧、音圧、加速度、照度、紫外線の7つで。Bluetooth Low Energy(BLE)によるビー
コン通信に対応している。環境センサーの発売に同時に、企業のIoT(モノのインターネット)市場への参
入支援を目的に、事業プラットフォームの構築パートナーとしてニフティと連携を発表。オムロンのセン
シング技術と、ニフティのクラウドサービスの強みを生かし、IoTを活用したソリューションサービスの創
出を支援していく。両社は、環境センサーの機能を生かすスマートフォンアプリもリリース。加速度以外
の6つの環境情報の閲覧に加えて、温度と湿度の情報を基に計算された「不快指数」「熱中症指数」の閲
覧が可能である。各情報の過去履歴の閲覧可能。

近年のセンサ高性能化は目覚ましく、そこにワン・チップ・デジタルと融合することで、小型で高精度・
多機能で安価な群センサを実現する。その意味では携帯電話はマルチ機能を拡張させているが、これが「
水素水の大河」という今夜のテーマと合流する。

 July 22, 2015 JST


● センサ工学の此岸:環境DNAの測定技術

すこし難しいことなるが、物理学用語の「縮退:degeneracy」とは、量子力学で、n個の独立した状態が同
じエネルギー固有値をもつとき,状態または固有値が n重に縮退または縮重しているという。縮退が起こ
るのは系になんらかの対称性があるためで、一般に対称性が高いほど縮退は大きく、対称性が破れると縮
退がなくなることを意味する。

この特徴を利用し、川や海などの水を汲み、フィルタによりて生き物の粘液やふんをこし取り、それを分
析してDNAの情報を明らかにし、どのような生き物が棲息しているのかを検定あるいは推定できる。つ
まり、非破壊(非殺傷)させず検定。推定ができる。この「環境DNA」測定技術は日本の独自技術で、
魚類多様
性の調査にもビッグデータ解析時代の到来をである。

環境中のDNAをまとめて分析して生物の種類を判定する技術は「メタバーコーディング」と呼ばれ、次
世代シーケンサの最新分析機器を使うシステムが、主に微生物を対象にして確立。この技術を魚の環境D
NAに応用上の問題は、魚種特定できるDNAを環境水から選択的に取り出す技術を確立すること。今回
魚類メタバーコーディング」の技術を開発し、上の写真の沖縄美(ちゅ)ら海水族館の4つの水槽の水
を使いその性能の検証に成功する。これも遺伝子解析・生命情報技術との飛躍的な進歩の実現による。こ
れもまた、「水素水の大河」という今夜のテーマと合流する。

July 14, 2016 NIMS

● センサ工学の此岸:名刺でもできる画期的な質量分析法

14日、物質・材料研究機構は、紙切れの端を手で持ち、そこに一定流量の気体を吹き当てたときに生じ
る変形量 (たわみ) が、気体の分子量によって変わることを利用した、従来法とは全く異なる質量分析法
(流体熱力学質量分析:Aero-Thermo-Dynamic Mass Analysis, AMA)
開発。実際に、この方法はシリコン
製のマイクロカンチレバーや紙製の名刺を用いて、そこに気体を吹き当てたときに生じる変形量 (たわみ)
が、気体の分子量によって異なることを実験的に確認。上図は、手で持った名刺に対して気体を当てるだ
けで、そのたわみから分子量が決定できることを示す。このたわみと気体分子量との関係について、流体
力学・熱力学・構造力学を融合し定式化し、理論的にもこの原理の正しいさを証明している。この発明は
非真空系で常温・常圧で測定できる携帯可能な小型質量分析デバイスとして、健康管理、環境モニタリン
グ、防災など一般社会への応用のほか、ガスクロマトグラフィーとの融合や、工場でのプロセス管理への
応用できそうである。

【水素水の大河:植物工場と農業革命】

『トレーンと未来のジャズ』(2016.07.14)の「電解水素水の草津メロン:オールソーラーシステムを農
業革命へ」での事業提案をもう少し考えてみよう。下図の株式会社日本トリムの1993年の「特開平05
-253572 浄水器一体型連続式電解イオン水生成装置」によれば、「この装置は、水道水を給入し、水道水
中に含まれる異物や有機物、赤錆、カルキ臭等を取除く浄水手段3を備えている。浄水手段3を通過して
きた水道水は、電解手段4の中に収容される。電極6,7に直流電圧を印加することにより、水道水は電
気分解される。浄水手段3への給水時間または電解手段4の電解時間を積算し、所定の積算時間になれば、
浄水手段3の交換時期を知らせる手段を備える。さらに電解手段4の電解および/または電極6,7の洗
浄を制御する手段を備える。本発明は、安全で、健康や美容に役立ち、おいしいイオン水を連続的に供給
することができるように改良された浄水器一体型連続式電解イオン水生成装置を得ることを最も主要な特
徴とする。」と明記されている。

  特開平05-253572

同じく「特開2003-175390 電解水素溶存水」の特許請求範囲には下記のように明記されている、

【特許請求の範囲】

    1. 人体に適用され、DNAの損傷を防止または修復する電解水素溶存水であって、逆浸透膜法ま
      たは蒸留法によって精製され、0.1ppm以上の溶存水素を含み、酸化還元電位が+100
      mV以下であり、燐酸ナトリウムまたは陽極で得られる陽極水で、pH7.2~7.3に調節
      されており、濾過、活性炭、脱気または蒸留を用いることにより、次亜塩素酸が除去された電
      解水素溶存水。
    2. 0.1ppm~2.0ppmの溶存水素を含む、請求項1に記載の電解水素溶存水。
    3. 0.5ppm~1.5ppmの溶存水素を含む、請求項2に記載の電解水素溶存水。
    4. 2ppm~10ppmの溶存酸素を含む、請求項1に記載の電解水素溶存水。
    5. 2ppm~10ppmの溶存酸素を含む、請求項1に記載の電解水素溶存水。
    6. 酸化還元電位が-100mV~-1000mVである、請求項1に記載の電解水素溶存水。
    7. 下記a)~f)の群から選ばれた用途に使用する、請求項1に記載の電解水素溶存水。a)
      輸液製剤、人工透析液剤、腹膜灌流液剤、または薬剤、b) 化粧水、c) 抗酸化食品、d)
      加工飲料水、e) 野菜・果実等の出荷前洗浄剤、f) 食品添加物

ここで、第7項の用途範囲が明記され、「特開2015-136663  電解水生成装置」などのように製造コスト抑
制などの改良が加えられているが、完全人工光型や太陽光型植物工場へのシステムを考慮して提案されて
いないため、これを改めさらに、理想的な植物工場システムのために、前述掲載した、「環境情報センサ」
「環境DNA解析」「非真空型質量分析」を組み込み育種し、(1)育種開発:これはすでにこのブログ
で掲載済みだが――植物の育種法による超行効率的な新種の開発、あるいは、(2)育種改良:これは水
素水による抗酸化性による成長増進、品質向上用途での成功事例が報告されている通りであるが、特に、
3つめとして、培養土フリー(ソイル・フリー)あるいは完全に制御された培養土(ソイル)システムに
よる植物栽培研究開発を行ってみてはと考えた。このような水素水製造ユニットがあれば、飲料水や化粧
水、健康増進の医療品として、また、食品類の鮮度保持などにも展開できが、世界をこの構想が波及すれ
ば面白いとどんなに面白だろう。

 

  ● 今夜の一曲

   砂に煙る渋谷の駅の
   女(アイツ)と出逢ったハスのロータリー
   俺の車線に割り込むハスの
   窓際から小馬鹿にした微笑(ほほえみ)投けた

   待ち合わせはいつも駅のホーム
   またひとつ山手締が出てく
   遅れる女(アイツ)にイラついた目で
   悪態のひとつでもツイでやろう

   時の流れは冷酷だよね
   男は自惚れ(エコイスト)女は自由人(ボヘミアン)
   俺との思い出、抱いて寝てるかい?
   けれども電話はかかっちゃこない ・・・・・・

 

刺激的なニュースが次から次へと流れ、あっというまに時間が過ぎるといった毎日。すべててとは言わな
いが予想通りの展開を実感している。しかし、疲れる。また腰の用心をしなければならないはめとなる。
こんな夜は、桑田佳祐の「大河の一滴」を危機ながら、マグロと自然薯のとろろ蕎麦をかっ込み、白い金
麦を飲み干すの一番だ。

                                     

 

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