Grasshopper Days

映画やドラマ、アニメ等を好き勝手に語るあきなかの日記。
現在宇宙でトレッキング中。

「明日への帰還」読んだー。

2017-06-26 13:51:25 | 本とおたく話
スタトレはTVシリーズの小説版を読み始めると沼!ってのは知ってたので手を出さないようにしてたんですが、どうしても『単細胞生物〜』が好きすぎて買ってしまった「明日への帰還」、読みました〜。



TVシリーズの以下6本が含まれてます。()内は小説版タイトル
・「地底160キロのエネルギー」(明日への帰還)
・「恐怖のコンピュータM5」(究極コンピューター)
・「無人惑星の謎」(生き残るもの)
・「復讐!ガス怪獣」(執念)
・「ベータスリーの独裁者」(支配者の再来)
・「単細胞生物との衝突」(欲休症候群)


以前ジェイムズ・ブリッシュさんの作品読んだ時も思ったけど、この方のノベライズものっすごく上手い!!!
正直TV版より全然魅力的に感じる。
特に、M5とかガス怪獣とかはTV版見てもそこまで面白いとは思えなかったんだけど、ノベライズ版はカークの心情とか手に汗握る緊迫感とか盛り上げ方が上手くてすごく大人向け!
とにかくカークがかっこいい!すごくかわぐちかいじの艦長っぽい!←わかりにくい


そんでもってお楽しみの「単細胞生物との衝突」。

コレ、もとのタイトルは「THE IMMUNITY SYNDROME(免疫症候群)」というとてもそれっぽいタイトルなのに、例に拠って日本放映時の身も蓋もないネタバレタイトルのせいでいまいち敵の正体が判っても衝撃がない、というひどいやつですが、小説版は「欲休症候群」。
意味は分かるんだけど、別の意味の駄洒落になってねーかコレwwwww

しかし中身は良かった…。ほぅ…。
ドラマだと違訳もあってちょっと判り難いアンチパワーの説明とか、何度も探査機を出す意味とかがすばらしい文章力で説明されてて大満足だー!
ちゃんと納得いく説明されるのとされないのでは深みが変わってくるから、これは買って良かった。

そんでもってこれもまたカークがかっこよくてな…。
トラクタービームを渋々出すスコッティに「ありがとう!」とか素敵すぎる。あとラストで無言でドクターに通話機渡す船長も。
とにかくブリッシュさんの書く船長は3割増ですね!


しかしドラマのノベライズはキリが無いからもう買わないぞ!
たぶん!