車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

世界のトップを知る

2017年10月12日 23時25分46秒 | 日記
パラ卓球はクラスが1~11まで分けられる。

そのうち1~5が車椅子となる。

ちなみに6~10が立位、自立してプレーするクラスで、11が知的障害となる。



僕と同じクラスの、9月時点での世界ランキング1位の選手の最新の試合動画を見た。

それは中国の選手。

車椅子も立位も、パラだけでなくデフリンピック(聴覚障害)においても中国の卓球選手は強い。



その同じクラスの中国選手を、そのプレーをもの凄く見たかったのだけれど、それがついに叶った。

彼の動画はリオにせよロンドンにせよ、パラリンピックのものも含めネットでいくらでも見ることは出来る。

でも僕が見たかったのは、今年7月以降のもの。

自分自身の現在の目で、現在の彼のプレーを見て、そこから世界のトップを知りたかったのだ。



結論からすると、上手い。

かなり上手い。

ある意味真っ当な卓球をしている。

そのプレーから、普段どのような練習をしているのか、おぼろげながら想像が出来る。

それなりの練習をしなければあのようなプレーは出来ないと僕は思った。

さすが中国。

僕が思うに、「中国卓球」の理にかなったプレーをしていた。

でも、それ以上のプレーも垣間見れた。

さすがだった。



彼の動画はこれまでもいろいろ見てきた。

でもこんな風に思えたのは、ここまで見れたのは初めてのこと。

これは、自分で言うのもなんだけど、目が肥えた証だと思う。

今年前半にヨーロッパを中心に海外の試合に出場し、世界のトッププレーヤーをこの目で見て、感じて、そうすることで知り得たことがあれば、成長した自分があるので、その目であらためて彼を見て、そうすることでもう一歩深い視点で学び得るものがあると考えていたけど、それはまさに的中した。



実際に見たわけではないけど、それと同じくらい価値あるものが見れた。

実際に見たのと同じような感覚。



これで僕は目標としていた世界トップ5を見たことになる。

ついに今年の目標をコンプリート。

さぁここからまた再スタートといったところ。

世界の壁はもの凄く高い。

でもその高い壁がどんな壁なのか、今の僕には分かる気がする。

そんな僕をフォローしてくださる周囲の環境もある。



「強くなる」



後はもう純粋にそれだけとなった。



どうやったら強くなれる?



その答えは残念ながら明確ではない。

ただ一つ確かなことは、一朝一夕でそうなれるものではないということ。

細かなこと、地味なことの繰り返し、それしかないだろうし、世界のトップもそうしてトップへと登っていったのだと思う。



そういうことを知り、学ぶ能力を身につけてくれたこと、地味で辛いことからも逃げずに真正面から挑む覚悟を持てる自分でいること、そんな自分に育ててくれた両親や祖父母にまず感謝する。

そんな家族を喜ばせることは、感謝を形であらわすとすれば、それは結果というものでしかないかな。



さぁ、さらに気を引き締め直して、真摯に取り組んでまいります!

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