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眠り姫のんちゃん一家の
のんびり在宅生活

ありがとう。ただいま。

2009年08月21日 | ノンちゃん

ノンちゃんが手術後、突然意識を失ったのは5ヶ月半ほど前のことでした。
誰も予想し得なかった、病院にとっても一大事だった急変。
急変してもしばらくは希望をもっていた私たちでしたが、
様々な検査の結果は、悲惨なものでした。

目を開けるかどうかは本人の回復力次第。
目を開けても意思の疎通は出来ない。
一生、人工呼吸器に頼らなければならず、
口から物を食べることは出来ない。
そう、ドクターから言われました。

せめて、目を開けて、ニッコリしてくれれば
そんなささやかな望みすら、打ち砕かれました。

真っ白になった、脳の画像
ほとんど波の無い脳波
注射をしようが何をしようが全く反応を示さない体
自分で息をすることすらできない
示されたデータの数々に完全に打ちのめされました。

こんなの、生きてるっていえるの?
こんな状態で、ノンちゃんは幸せなの?

お母さんにはわかりませんでした。

「ノンちゃん、生きたいって頑張ってるよ。あきらめないであげて」
そういったお友達の言葉も、理解できませんでした。

脳は一度壊れてしまうと回復しない、と言われています。
脳死が死とされる理由のひとつにはそれがあります。

お母さん自身でさえ、脳がこんなに壊れて
生きていて何になるのか?と思いました。

でも回復って、何だろう?
あれから5ヶ月。
相変わらず目も開かない、反応も反射も皆無のノンちゃん。

何度、輸血を繰り返しても、貧血になってしまっていたのに
薬の力を借りなければ心臓が止まってしまいそうだったのに
尿量のコントロールが出来なかったのに
体温だって、ひっちゃかめっちゃかだったのに
自分で体の調子を整えることがずいぶん上手になりました。

点滴はもう、必要ありません。
たった2種類のお薬を飲むだけ。
薬の力を借りなくても、心臓を動かせます。
尿量だって自力でコントロールしています。

何の反応もないけど、やっぱりノンちゃんは
自分の意思で頑張って回復したんだ
おうちに帰りたいって頑張ってるんだ
ノンちゃんを見てきたみんなが、そう思っています。

どんな姿で生きるかなんて、関係ない。
生きたいから、生きてるんだよね。

とっても頑張ったノンちゃん。やっとおうちに帰れたね。

急変したあの夜、徹夜でノンちゃんを見てくれた先生たち
いつも「ノンちゃんを守ります」って頑張ってくれた看護師さんたち
呼吸器の調子が悪かった時、夜中に駆けつけてくれたMEさん
ゴッドハンドのPTさんたち
膨大な事務手続きを助けてくれたワーカーさん
いっしょに泣いたり笑ったりした、病院のお友達

みんなみんな、ありがとう。
ノンちゃんの新しい生活、無事に始まりました。

ジャンル:
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キーワード
みんなみんな 泣いたり笑ったり ゴッドハンド あきらめない 人工呼吸器
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