終点に到着して、数名の乗客が降りたのだが… なぜか一人のお爺さんが席を立とうとしなかった。寝ている様子もなかったので、私は「終点ですよ」と声を掛けた。
すると、お爺さんはゆっくりと席を立ち、まだ何か心残りがありそうな雰囲気を醸し出しながらバスを降りた。私は運転席から身を乗り出して、他に誰もいないことを確認してから転回場へ…
と思ったら! そのお爺さんが、降りた扉から再びバスに乗ってきたのである。私は「まずいなぁ… ここが終点だと分かっていないのかぁ… 乗り間違えたのかもしれないなぁ…」と思った。
が、私の口から出た言葉は、なぜか「あ、忘れ物ですか?」だった… お爺さんは無言で座っていた席に向かって… 私が慌てて「終点ですよ」と言い直したところ、お爺さんは一本の黒い傘を私に見せたのであった…
あらまぁ、ホントに忘れ物だったのねんのねん! お爺さん、役者やのぉ~。クェッ、クェッ、クェ~ッ!(古いなぁ… 何十年前の漫画なんだよ… まぁ、オッサンだから仕方ないけどね) 押忍!
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