武士の家計簿初日舞台挨拶は県内の6つの映画館でありました。
私たちは金沢コロナシネマワールドの2:15からの回に行くことに。
ここでは上映終了後の舞台挨拶になります。
江戸時代後期。
加賀藩御算用者、下級武士の猪山家の物語。
時代劇ですがチャンバラはなし。そろばんで一家を守った男:猪山直之。
淡々と描かれたある一家のありふれた日常の風景・・・と言う感じ。
猪山家の家計が火の車になった時、家財道具を売り払い、一汁一菜の質素な食事にかえ、ご近所や勤務先の目もきにせず、なりふり構わず返済にあてる・・・
それは世間体が悪いしみっともないしかっこ悪いことかもしれないけど、でもその思い切りがかっこいいと思いました。
映画を観ていて、倹約するんだったら真っ先に使用人(お手伝いさんのような人が少なくとも男女1名ずつ出てくる)にやめてもらえばいいのに・・・と思ったのですが、公式HPの解説によると決まった数だけ使用人を雇わなくてはならないというしばりがあったんですね。
朝お弁当を持って出勤する風景や食事風景など毎日繰り返されるシーンが何度も出てきます。
食事のシーンがとても印象的でした。
初めは御膳の上にいくつもの器が並んでいるのが、家計が傾くにつれ、スカスカになり、色とりどりできれいに詰められていたお弁当が、竹の皮に包まれたおにぎり+ふかした芋になる。財政状態がよくなると、また御膳の器の数が増えていく・・・。
穏やかな直之ですが、息子にそろばんや読み書きの英才教育?をするところはそのスパルタっぷりがまるで星一徹!
でもしんみりしてしまう父子の関係。
ものすごい事件がおこるような話ではありませんが、小さな日常が積み重ねられた温かいお話でした。
上映終わって、森田芳光監督、堺雅人さん、仲間由紀恵さん登壇で舞台挨拶です。
(瞬時に頭の中「か、かっこいい」と「キレイ」でいっぱいとなる・・・)
「すみません、グダグダで(笑)」
と監督+堺さんが自分で言うくらいなんだかリラックスしたとっても楽しい舞台挨拶でした
舞台挨拶の詳しい内容はそのうちどっかでUPされるでしょうから、それ読みます~(他人任せ、かよっ)
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私もこの映画観に行くつもりです!!
大奥観に行った時予告やってて・・・
面白そうと思ってました^^
堺さん好きですよ~
makuさんも堺さん好きなんですね
かっこいい立ち回りもないまじめなだけのそろばん侍でしたが、カッコよかったです!
本当に、大事件が起こってその後アラシのような感動が押し寄せてきて・・・っていう話じゃないんですけど、じわっといい話でした。
何度も何度も出てくる一家で食事するシーンが、あたりまえの、なんてことないシーンなのに、なんだか幸せな感じがしましたよ。