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本を読んで・・・ 野口嘉則著 『「これでいい」と心から思える生き方』

2017年12月08日 | 本・絵本・雑誌
先日の「アドラーの勇気づけ講座(主催者 浅井智子さん)」の中で「良い本だよ~」と教えて頂き、何回も途切れながら1週間、のめり込んだのは小倉広著の「一瞬で自分が変わる100の言葉」でした。


それから、彼女は野口嘉則氏も紹介してくれました。


今読んでいるのが野口嘉則著『「これでいい」と心から思える生き方』です。

ユーチューブでお聞きするのと、内容は大筋あっていますが、中でもいいな~とおもう所を紹介させて頂きますね


「こどもへの執着心を手放せた父親」 P208~213
Aさんは長男が中学三年に上がる直前に、次のようなことを話しました。

父:「お前には悔いのない人生を歩んでほしいと思っている。
俺は高校受験の時に楽勝で入れる安全パイの高校を選んだ。
チャレンジするのが怖かったし、勉強するのが面倒くさかったからだ。

入学してから「もっと上のランクの高校にチャレンジしておけばよかった」と後悔したんだ。
だから、お前には公開するような人生を歩んでほしくない。

人間はチャレンジしなかった時に後悔する。だからお前にはチャレンジしてほしいんだ。
お前はやればできるやつだ。

お父さんは応援する。とにかく後で悔いを残さないようチャレンジしてほしい。
人生はやり直しができないからな」

その後、Aさんは定期的に長男に進路を尋ねました。
夏休みに入る前のとき、
いつもはぐらかしていた息子がこの時は怒りを爆発させたのです。

長男:「うるせ~な~。ほっといてくれよー」
父:なんだその言い方は! お父さんはお前を応援する気持ちでいってるんだぞ」

長男:「じゃ~言うけど、俺が受けようと思っているのはT高校だよ」
父:「なぜT高校なんだ? T高校はランクも低いし、お前なら勉強しなくても入れるところじゃないか」

長男:「ランク・ランクって何のランクなんだよ! 」
父:「お父さんは、お前に後悔してほしくないから、チャレンジしろって言ってるんだぞ」
父:「お父さんは、お前が将来後悔するのが目に見えてるから言ってるんだ」

長男:「俺には「後悔する自由」もないのか!自分のやりたいようにやって後悔するなら本望だよ。
俺の人生は俺のものだ。

「チャレンジしない自由」もあるし「悔いのある人生を送る自由」もあるはずだ。
それとも俺には、競馬の馬みたいに全力疾走するしか選択肢はないのか!」


その後、Aさんは自分をみつめなおしていくうちに
「息子の為だ」と正当化していたけれど、実は自分の望みを息子に実現してもらおうとしていたのでした。

このように、親が自分の子供の人生を所有しようとしてしまうケースは珍しくありません。

******
長くなりました。お読み頂きありがとうございます。
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3 コメント

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今晩は (爺爺Masahi)
2017-12-08 18:25:46
M.G 洋子さん 今晩は。

ちょっと短いですが、調べる前に野口嘉則氏の著書のこと記事に為されましたので、多少腰砕けですが…、

抜粋なされた文書の箇所、そのものズバリのような気がします。若くても個人としての尊厳に関する重要な指摘をなされている著者に私には思えました。

 特に今の社会状況だからこそこの本の持つ意味が行かされるであろうとも思えますし、そうなんです。登場する父親の意識が当に現代の多数派を形成していて、多くの子どもたちはその狭い範囲で個性が潰されている…、現代の主テーマを表現している本とでも読めますよね。

 良い本の情報を有難うございました。

では、また。          再会m(_ _)m
Unknown (マダム・グラハン・洋子)
2017-12-11 06:05:51
おはようございます

「あなたのこと思って」という言葉で、実は自分の劣等感の克服を他人(子ども)に、させようとしている事って、本当に多いです。

しかも、その罪に全然気が付いていなくて、むしろこんなに子どもの事を考え、調べ、応援している。

なんて自分はいい親なんだろうと思っていることは、多いと思いました。

今も読み進んでいるので、また紹介したくなるところ出てくると思います。
こうご期待くださいね
Unknown (マダム・グラハン・洋子)
2017-12-11 13:51:04
洋子⇒野口嘉則様
はじめまして。HNをマダム・グラハン・洋子と申します。 アドラー心理学講座から広がって、今野口様のご著書「これでいい」と心から思える生き方を読んでいます。
その途中にお父さんが息子に進路をアドバイスしたところ、息子から「自由はないのか」ときりかえされます。その部分を拙ブログで紹介させて頂けないでしょうか。

お忙しい中申し訳ありませんが、お返事をお待ちしています。
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野口嘉則様⇒洋子へ返メール

2017年12月8日(金) 17:26
マダム・グラハン・洋子さん、はじめまして。
お問い合わせいただき、ありがとうございます。
拙著『「これでいい」と心から思える生き方』を読んでくださっているのですね。
拙著の内容に共感いただいたようで、とても嬉しいです。

ブログ等でご紹介いただく場合は、次のような形で出典を明記してくださいますよう、お願いいたします。
「以下、野口嘉則著『「これでいい」と心から思える生き方』(サンマーク出版)より引用」
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洋子⇒野口嘉則様
2017年12月8日(金) 22:15
有り難うございました。 まだ先のある所で、読み切っておりませんが楽しみです。
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2017年12月9日(土) 5:48
拙ブログです。貼り付けます。よろしくお願いします。 http://blog.goo.ne.jp/gogo60ikeike28nen
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野口嘉則様⇒洋子
ご丁寧にご連絡いただき、ありがとうございます。

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洋子⇒野口嘉則様
著作権の事を考えると、分からない分野ですので、直接ご本人に確認させて頂くのが一番良いと思い、トツゲキメールを差し上げました。

これから、私はこの分野どっぷりつかるつもりでいます。
野口さんの講座でも学ばさせていただきます。
その時はどうぞよろしくお願いたします。
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チャット終了









2017年12月8日(金) 9:46
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