ゴエモンのつぶやき

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障害のある子を通常学級に 急がれる看護師配置

2016年10月25日 03時06分03秒 | 障害者の自立

 気管にあけた穴からの痰(たん)吸引や、おなかの穴から胃に栄養を送る「胃ろう」など、日常生活で医療的ケアの必要な子どもたちがいる。地域の学校で学びたいと願うものの、看護師の配置などについては自治体や学校によって対応もまちまちだ。胃ろうが必要な兵庫県西宮市の小学1年かんなさん(6)が、市立小学校に入学するまでを追った。(鈴木久仁子)

 かんなさんは「CFC症候群」という先天性の難病で、発達はゆっくり。口から食事を取りにくいため、胃に直接、栄養を送る。

 西宮市立の小学校ではこうした医療的ケアを保護者以外が行う場合、医師や看護師の配置が必要になる。そこで入学の2年前から、母親の知美さんは市教育委員会に相談し、小学校の通常学級進学を希望し続けた。

 しかし、市内では前例がなく、市教委は「安全面と教育面を考慮した」と、特別支援学校もしくは小学校の特別支援学級を提案。知美さんは「ほかの子どもたちと理解を深めるには、同じ場所で一緒に過ごしてほしい」と願い、自ら知人の看護師に依頼し、協力してもらうことにした。最終的に、市教委がこの看護師を配置。かんなさんの学校生活を、看護師と学校の協力員が支える。

 国語が大好きというかんなさんは、友達の朗読する文章を覚えるのが得意。校外学習やプール、運動会にも参加する。「毎朝元気に笑顔で登校する姿を見て、この選択をして良かったと感じる」と知美さん。「地域の学校にしても、支援学校にしても必要な配慮が受けられれば“特別な子ども”ではなくなるのでは」と話す。

 文部科学省の2015年度調査によると、日常的に医療的ケアが必要な児童生徒は全国の公立小中学校に839人(兵庫県内37人)在籍し、うち301人(同10人)が通常学級に通う。一方、看護師の配置は350人(同11人)にとどまっている。

 文科省はこれまで、看護師配置の補助対象を特別支援学校に限ってきたが、16年度から公立小中学校にも拡大。また、障害のある子とない子が一緒に学ぶ「インクルーシブ教育」のシステムづくりも目指している。

■インクルネット西宮世話人 栗山和久さんの話

 障害者差別解消法が施行され「障害に応じた合理的配慮の提供」が義務付けられたにもかかわらず、障害のある子どもを通常学級に通わせることに悩む保護者は少なくない。こうした問題を考える「インクルネット西宮」を今春発足し、保護者の意見交換をしている。

 車いすの子どもが希望する介助や通学支援を受けられないケースが今もある。医療的ケアが必要な子どものための看護師・協力員配置も、自治体任せでは不十分なままだ。

 大阪府は看護師配置のため独自の制度を設け、すでに100人以上の児童・生徒が地元の学校に通う。「だれもが学びたい環境で学べる」ことが大切だ。

たくさん友達もでき、元気に学校に通うかんなさん

2016/10/23   神戸新聞NEXT

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